雑司が谷発二人のアニメ巨匠 映画上映会&シンポジウム
東アジア文化都市2019豊島のパートナーシップ事業として9月16日(月・祝)午後2時から、豊島トキワ荘と同時代に雑司ヶ谷で活躍した中国と日本の人形アニメイション界の巨匠、持永只仁と川本喜八郎の功績を紹介する「雑司が谷が発祥地!中国と日本の人形アニメーション創始者 持永只仁と、川本喜八郎 映画上映会&シンポジウム」が池袋西口のとしま産業振興プラザ(IKE・Biz)6階多目的ホールで開催される。主催はとしまNPO推進協議会(柳田好史代表)。
1部は午後2時から3時5分、映画上映。名作「ちびくろ・さんぼのとらたいじ」他、1950年代に製作された持永只仁作品(人形:川本喜八郎)と、1976年に製作された、川本喜八郎作品「道成寺」が上映される。無料。
2部は3時15分から4時30分、シンポジウム。「人形アニメの祖・持永只仁と川本喜八郎、その教え子たちへの系譜」と題して、アニメイション作家の和田敏克氏の基調講演に続き、和田氏、持永只仁の長女・持永伯子氏、アニメイション作家・細川晋氏でパネルディスカッション・パネリスト。コーディネーターは川本喜八郎研究家の壱岐国芳氏。
シンポジウムでは、雑司が谷で世界的な人形アニメーションが製作されていた当時の様子や、持永只仁氏、川本喜八郎氏の人形アニメーションに残した功績などが語られる。参加費1千円。シンポジウム終了後には、懇親会。会費2千円。
参加希望者はとしまNPO推進協議会のホームページからお申し込みください。定員200名。
<上映作品>
道成寺(1976年 川本喜八郎作品)
ちびくろ・さんぼのとらたいじ(1956年 持永只仁作品 人形:川本喜八郎)
こぶとり(1958年 持永只仁作品 人形:川本喜八郎)
【持永只仁】(中国名・方明)1919~1999。人気映画「ちびくろ・さんぼ」シリーズや「こぶとり」そして今日でも海外でみられ歌われている「赤鼻のトナカイ・ルドルフ物語」もに日音で持永が製作していた。
【川本喜八郎】1925~2010)持永から「技術」、チェコのトルンカから人形の本質を学び、日本様式を取り入れて、「執心と解説」「鎮魂」などテーマにした独特の人形アニメイションを創作し続け、海外でも称賛をえている。人形美術家としてテレビ人形劇「三国志」「平家物語」の人形の製作も手掛けている。
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