2019年10月

第3274号 2019年10月23日号


秋の深まり"御会式"
 真っ赤なイケバスもお披露目


 真っ赤なイケバスのお披露目も――。秋の深まりを教えてくれる東京三大御会式のひとつ、雑司が谷鬼子母神のお会式大祭が16・17・18日に行われた。雑司が谷鬼子母神のお会式大祭は国の重用文化財、また豊島区指定無形民俗文化財に指定されている。また雑司ヶ谷地区は日本ユネスコ協会未来遺産でもある。

 メインは、御会式最終日の18日の遠方からやってきた講社も参加する練供養で、今年も52講社、約5千人が参加、あいにく小雨で肌寒い天候だったが、沿道は約30万人を超す見物客でにぎわった。池袋駅東口前に集合した講社が午後7時、花火の合図でいっせいにスタート。明治通りから目白通り、鬼子母神通りのコースで万灯を掲げ、団扇太鼓をたたきながら練り歩いた。夜遅くまで軽快な太鼓のリズムにのって万灯の花飾りがゆれ、練供養に参加する人も見物人も、その場にいる人はみな陶酔感にひたった。

 今年も高野区長はじめ区役所幹部や区内主要団体等の会長らが参加。「国指定重要文化財 雑司ヶ谷鬼子母神堂」の横断幕のあとに高野区長らが乗った真っ赤なイケバス3台が続き、沿道の声援にこたえていた。

 大祭期間中、講社による万灯練行列が繰り広げられ、16日は地元万灯がそれぞれの町内を練り歩き、鬼子母神堂に参拝。各講社が集合した練り歩きは17、18の両日に行われた。また鬼子母神の境内はたくさんの露店がでて夜遅くまで大賑わいだった。

 万灯の花飾りは、日蓮上人の臨終の折に、時ならぬ桜の花が満開になったという言い伝えによるものという。


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