豊島区でも感染確認 新型コロナウイルス拡がる
日々不安が増す一方の中国武漢発新型コロナの蔓延、あふれる報道に何を信ずればいいのかと冷え込む経済とともに、感染はいっこうに収まる様子が見えない。日本の感染者も日々増えているなか、ついに豊島区でも上池袋と池袋で2人が感染確認が報道された。
まず上池袋ピーコックストアの従業員が感染。勤務状況等をみると、利用者や従業員の中に濃厚接触者はいないとのことで、お店は一時臨時休業したものの消毒、清掃後、営業を再開している。
もう一件は、池袋西口のNHK営業サービス池袋営業所 パート従業員の50代女性の感染。事務所の消毒を行い勤務する全従業員を自宅待機にした。
それに埼玉県在住の60代の感染女性が、池袋西口のライブハウスを利用したと埼玉県が公表。これについては、ライブハウスの利用から2週間以上が経過しているにもかかわらずほかの発病者は確認されていないことから、ライブハウスで感染が起きた可能性はきわめて低いとしている。
またコロナ感染不安に付け込む便乗詐欺の報告が全国で相次いでいる。豊島区でも「新型コロナウイルス対策で助成金がでる」という労働局職員を名乗る嘘の電話が報告されている。ほかに「水道管にコロナウイルスが付着している」といって除去費用をだまし取るもの、「厚生労働省です。検査費用を肩代わりするので検査をうけてください」また「マスクを無料送付します」などと個人情報を聞き出すものもあるという。
豊島区では、1月末から新型コロナウイルス感染症に関する危機管理対策本部を設置してこれまで15回の本部会議を開催して情報の共有等対応にあたっている。3月7日の本部会議では次のことが議題となった。
①休校中の児童、生徒、保護者への対応。給食の食材発注によるキャンセル料は保護者負担ではなく公費で負担をする。学童クラブの児童を対象に、臨時的に昼食を提供する。就学援助の対象世帯に、昼食費用として児童生徒一人につき1日あたり500円を支給する。
②区内中小企業への支援強化。区内中小企業の売り上げが減少する状況を踏まえ、従来からの小企業融資について追加で特例措置を実施する。
【写真は池袋の大人気スポットである緑の芝生が広がる南池袋公園。この日もたくさんの親子ずれで大賑わいだった(3月9日午後)】
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