繁華街に人は戻った 東京アラートってなに
収束に向かうどころか、緊急事態解除後も連日2ケタの感染者がでている東京都だが、休日ともなれば繁華街に人が集まっている光景はいまは当たり前、都知事も「ウイズコロナ」を呼びかけるなど、感染防止の徹底、はたまた共存して緩めればいいのかと戸惑う日々が続いている。
2日には新型コロナウイルスの感染拡大について都民に警戒を呼び掛ける「東京アラート」が発動されたが、景色が赤く変わっただけ、と関心を示す人は少ない。名指しされた新宿歌舞伎町の夜の街、小池都知事は記者会見で、「夜の街、三密などには十分注意してほしい」と呼び掛けているが、「ステップ2」でも営業は自粛はず、休業要請の緩和については「ステップ2から1に戻るというものではないが、ガイドラインに沿って徹底した感染症対策をやってほしい」と述べているが、当初の感染防止の徹底からはトーンが落ちているようでならない。
都のロードマップによると、7日間移動平均での新規陽性者数や感染経路不明の割合、週単位の陽性者増加率の感染状況を示す指標のうち1項目以上が休業要請緩和の目安を超え、その他も勘案して警戒すべき状況と判断される場合には、「東京アラート」を発動し、都民に警戒を呼び掛けるとしていたが、総合的に考えるにかわった。その中身を示してもらわないと、不安は当分消えない。
休業要請緩和の目安は「新規陽性者数が20人未満、感染経路不明の割合が50%未満、陽性者増加率は1未満。再度の休業要請は新規陽性者数が50人、不明の割合50%、陽性者増加率は2の目安のうち、複数で越えた場合に他の指標も勘案して判断する」は大丈夫だろうか。
»» BACK
|