「こらぼレポ2009」 区役所若手が「協働」取材
豊島区役所の若手職員たちが、区の垣根を跳び越えて、先駆的な協働事例を取材。46ページのレポート「こらぼレポ2009」としてまとめ、このほど全職員に配布した。自治協働推進担当課では「職員が“この仕事も協働できる”と考え、実践していくきっかけになってほしい」と思いを語る。
「こらぼレポ2009」の取材に当たったのは、庁内公募による「協働ワーキンググループ」の宮田智文さん(施設課)ら職員10人で、その他に管理職を含めた4名がオブザーバーとして加わった。区内の協働事例の他、大田区、墨田区、千代田区など、区外での事例も取材し、先駆的な取り組み紹介することで協働事例紹介の幅を広げた。全部で10事例を紹介。
編集にあたってメンバーは、「協働事例の成功例も継続が難しい例も現場から探る」「区、NPO双方の職員のギャップを掘り起こそう」「レポーターの創意工夫を活かし『読まれる事例集』にしよう」と、紙面レイアウトも工夫をこらし、若手職員にも抵抗感なく読めるよう配慮したという。なお、5月下旬にはメンバーによる報告会も行なう予定。
<豊島区の協働の歩み・背景>平成18年3月に策定した「基本計画」の中で、「参加と協働のまちづくり」をこれからの地域経営の基本方針に掲げている。同年4月1日には「自治の推進に関する基本条例」を施行。また、今年2月には、「自治推進委員会」から同条例の具体化に向け最終答申を受けた。
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