区民ひろばで意見交換 区商連がこの秋から実施
豊島区商店街連合会(足立勲会長)は商店街加入促進と消費者ニーズを知るために、区内の地域拠点として育ちつつある区民ひろばに着目、各区民ひろばで行われるイベントにあわせて、そのイベントに参加協力するなかで地域の人たちとの意見交換など行うことで、商店会が気づかない商店会の問題点や課題を探る事業を計画している。
このことにより商店会がなすべき対策や活動の方向性を明確にし、活性化に役立てていこうというもので、区役所区民部、文化商工部と話し合いながら準備を進めている。
「これまで商店街フォーラムとして年一回、区民センターでシンポジュウムなど開催してましたが、区内全域には伝わらず充分とはいえなかった。区民ひろばを活用することで、区民皆様に商店街への理解を深めていただき、また我われも地元のお客様の声を直接お聞きすることで暮らしやすい元気な地域づくりをすすめていきたい」と足立会長。
具体的にはこの秋から開始し、今年度中は長崎地区など三か所ほどで開催を予定している。 区民ひろばは区内18の小学校学区域に22施設が設置されている。
「区民ひろば」
地域区民ひろば構想は、年齢や使用目的によって利用に制限のあったことぶきの家や児童館などの既存施設を、小学校区を基礎的単位とした地域コミュニティの視点から見直し、地域の多様な活動の拠点として有効に活用できるよう再編することにより、もっと豊かな地域社会の形成を図ろうとするもの。
地域区民ひろばには高齢者のいこいや健康増進の場である「いきいきひろば」、乳幼児の遊び場や保護者の相互交流の場である「子育てひろば」、区民の自主的活動拠点である「活動ひろば」、生涯学習の場である「学習ひろば」、そして学校施設を活用した小学生のための放課後対策事業である「子どもスキップ」の5つの機能を持たせ、これらを有機的に展開させることにより、乳幼児から高齢者までの世代を越えた交流の場として、広がりある地域コミュニティの活性化を図っていくこととしている。
また、施設の運営や事業の企画実施については、町会などの地域活動団体や個人を中心に構成された運営協議会に委ねるなど、区民と行政との協働・パートナーシップ実現の舞台として地域の力や特性が活かせる仕組みづくりを進めている。
さらに、地域の主体性を発揮する場として、運営協議会が自己決定・自己責任の原則に基づき、さまざまな地域の課題を自ら解決する組織体に発展していくことをも想定している。
地域区民ひろばは地域コミュニティの視点からの既存施設の再構築であるとともに、これからの地域経営の基盤となるもの。
*豊島区公式ホームページより
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