ビル建設から暴力団排除
東池袋・人世横丁跡地開発
協議会発足
東池袋の人世横丁跡地の「（仮称）東池袋一丁目共同ビル建設計画」への暴力団等の介入を阻止するため、「東池袋一丁目共同ビル建設事業暴力団排除協議会」（青島広季会長＝清水建設東京建築第2事業部副事業部長）を発足、9月9日午後、豊島区立舞台芸術交流センター（あうるすぽっと）で発足式が行なわれ、100名を超える関係者が集まった。
青島会長は、「暴力団等の反社会的勢力を排除するコツは、不当な要求には一切譲歩せず、付け入るすきを与えないことです」「一致団結して頑張りましょう」と力強く挨拶。幕孝信池袋警察署長をはじめとする来賓からは、「暴力団等の排除活動は、国民の総意であり、豊島区民の意に添うもの」「暴力団排除意識の高さ、勇気に敬意を表する」などの言葉があった。
最後に同協議会幹事の井上愼介氏より「積極的な暴力団排除活動と健全な建設事業を推進する」とした「暴力団排除宣言」を読み上げ、幕孝信池袋警察署長に手渡された。
この協議会は、警察・財団法人 暴力団追放運動推進都民センター等の関係機関と緊密な連携をとりながら、建設計画に参加する事業者及び施工業者等が一致団結して、必要な情報交換・相互協力等を行い、暴力団等からの不当要求や介入を阻止するとともに、暴力団等排除運動を積極的に推進。暴力団等の関与しない健全で明るい社会づくりに寄与することを目的としている。
日本でも有数の繁華街「池袋」を有する豊島区は、「安全で安心なまち」を築いていくため、地域住民と行政が連携して暴力団対策を強化し、各種対策を続けている。
平成20年12月の区議会第四回定例会では、暴力団排除条項を盛り込んだ「生活安全条例」の改正が行われ、平成21年1月1日から施行されている。この条例に基づき、区の責務として、区が発注する全ての契約から暴力団等を排除するための「豊島区暴力団等排除措置要綱」を制定し今年4月1日から実施している。
また、7月22日には、区民・事業者・警察・豊島区が一丸となって暴力団を地域から排除しようと「暴力団追放豊島区民決起大会」が豊島公会堂で行われた。
【（仮称）東池袋一丁目共同ビル建設計画】
▽地名・地番：東京都豊島区東池袋一丁目24番1 外4筆
▽敷地面積：1,975.14平方メートル
▽階数：地上21階、地下1階
▽着工予定：平成22年4月1日
▽完了予定：平成23年11月30日
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