富士見台小が受彰 東京都環境教育優良校
東京都教育委員会による環境教育フォーラムが9月12日午後、南大塚地域文化創造館で開催され、区立富士見台小学校(南長崎1-10-5、須藤和子校長)が、環境教育優良校として表彰された。
これは、6月に都が実施した「CO2削減アクション月間」の取組みの中で、顕著な成果をあげた学校を表彰するもの。都内の小中・特別支援学校1290校、約11万3千人の児童・生徒が、「買い物袋を持参する」「水道をこまめに止める」などからCO2削減に取り組んだ。この月間中に削減されたCO2は、全都で約310トンにのぼった。
1290校の中から優良校57校の一つに選ばれた富士見台小学校の取組みは、参加・体験型の環境教育で、「学校の森」植樹祭での児童一人一人による292本の植樹や、「エコライフ プロジェクト~めざせ!環境にやさしい暮らし大作戦(全34時間)」を総合的な学習の時間の年間指導計画に位置付けるなど、地域と連携しながら地球の環境問題について自ら考え、実践できる児童の育成に取り組んだ。
今回のアクション月間には、5年生児童39名が参加し、「テレビの利用時間短縮」「冷房の温度設定」「氷枕を利用」などの行動で116.174キログラムのCO2削減を達成した。フォーラムには、東京都環境教育優良賞に選ばれた学校の児童・教員・保護者等約300名が参加した。参加者は、3つの学校による実践発表や、東京学芸大学名誉教授小澤紀美子氏の講評を、「環境教育の輪をここから広げていくんだ!」と一同真剣な表情で、耳を傾け、聞いていた。また、エコ漫才や実験パフォーマンスなど、環境について楽しんで学べるプログラムも。
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