白山通りにモニュメント 朝日小児童と地域が協力
白山通り(国道17号線)の歩道2か所に区立朝日小学校(巣鴨5-33-1、菊地貞和校長)児童の制作したモニュメントが設置され、10月17日、白山通りの歩道を快適で安全な歩行空間にしようと10年前から活動を続けてきた、白山通りの拡幅を考える会(真下健弥座長)の主催でお披露目のセレモニーが行われた。モニュメントの愛称は「サンライズタワー」。
モニュメントは西巣鴨三丁目の都電新庚申塚駅寄りと巣鴨四丁目信号の交差点の2か所に設置。昭和63年から行われてきた拡幅工事により、歩道空間は地元で育ててきたプラタナスを移植した植栽帯によって、歩道と自転車道に分離され、念願だった安全な歩道が実現。モニュメントは、今春朝日小学校を卒業した児童が卒業記念で制作した。セレモニーに駆けつけた子どもたちも、やっとお披露目ができ大喜びだった。
朝日小OBの多い考える会のメンバーが、工事の記念モニュメントとして、住宅街にあり大きな目印のない朝日小学校をアピールしようと、小学校に向かう道の角2か所に誘導塔を設置することを発案。
デザインは、図工の濱口行雄先生が担当し、制作指導や設置場所作りには同校第1期卒業生の永井タイル社長の永井博氏ら地域の人たちが協力した。
土管を使い、砕いた色鮮やかなタイルで蜂や花などの絵を張った可愛らしいオブジェ。土管の継ぎ目をコンクリートで埋めて「朝日小学校はこちらです」と指差しマークを入れ、朝日小学校への道案内の役割も果たしている。
菊地校長は、「来年が60周年を迎える朝日小学校が、地域の人たちに支えられていることをひしひしと感じます」と挨拶。
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