新成人は2267人 豊島区音楽成人式
2011としま「成人の日」のつどいが10日、東京芸術劇場で開催され、華やかに着飾った新成人たちは、パイプオルガンの荘厳な響きで迎えられ、楽団の演奏や合唱を楽しんだ。
新成人は、平成2年4月2日から3年4月1日生まれの2,267人(日本人男性904人・外国人男性191人、日本人女性952人・外国人女性220人。昨年2,338人)。参加者は新成人1,056人、一般238人。
新成人代表の吉成めぐみさんは、「感謝の気持ちを常に持ち続け、日本の良き伝統を守り、心から素敵な女性になることの決意を成人の誓いといたします」と。また、栗原駿さんは、「奉仕の心とやさしさを持ち続ける人間となることを成人の誓いといたします」と、力強く誓いの言葉を読み上げた。
高野之夫区長は、「二十歳になるまで、周囲の方々にあなたの大切な命が守られてきました。自分自身の命の大切さを改めて考える日にして欲しい。また、みなさんの中にはそれぞれの可能性をもったエネルギーがあります。そのエネルギーが豊島区を構成する力でもあります。みなさんの個性が街を未来へと発展させていく。未来へと可能性を広げながら、区の可能性をも大きく広げていっていただきたい」と応援メッセージを送った。
豊島区の成人式は、平成3年から文化芸術の発信拠点である東京芸術劇場で、パイプオルガンや、オーケストラ、合唱団などの音色で門出を祝う“音楽成人式”が恒例になっている。
今年も、パイプオルガンの演奏や和太鼓演奏が新成人を迎えた。式典では、区立豊成小学校児童による「区民の歌 としま未来へ」の合唱が行われた他、本区の成人式のために、豊島区吹奏楽団により編曲された「美女と野獣」が同楽団によって演奏された。
また、今回、プログラムのデザインがリニューアルされた。4つに折りたたまれたプログラムには、写真が挿入できるポケットが作られ、写真立てとしても使えるようになっている。今年新たに設けられた写真撮影コーナーでは、ペンで思い思いのメッセージや絵をインスタント写真やプログラムに描き、20歳の記念となるオリジナルの写真立てを作る新成人の姿が見られた。
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