新庁舎着工に向けて報告会
公会堂など3会場で510人参加
豊島区では、昨年12月、区役所の位置に関する条例が、区議会の特別議決をもって改正され、庁舎が南池袋二丁目45番1号へ移転することが決まったことを受け、いよいよ新庁舎を含む建物の整備工事が着手されるのに先立ち、整備内容についての報告会を勤労福祉会館（2月21日)、豊島公会堂（24日）、巣鴨信金本店（28日）など相次いで開催した。
出席者は勤福85人、公会堂350人、巣鴨信金75人の3会場合計で510人だった。区は、これまでも、「新庁舎整備推進計画（案）」の公表に合わせた説明会の実施（区内12か所）をはじめ、様々な機会を通じ、区民に対して整備計画内容の説明を行ってきているが、一人でも多くの区民に理解を深めてもらうため、あらためて「報告会」を開催、新庁舎の「必要性」「機能」「資金計画」「整備手法」を中心にパワーポイントを用いながら、およそ60分にわたって説明が行われた。
公会堂会場で、高野之夫豊島区長は、「防災対策の拠点として区民生活の安全を守り、また、質の高いサービスを提供する機能を担うとともに、文化創造都市、環境都市など、未来の都市づくりをリードする新庁舎整備に、ご理解とご協力をいただきたい」とあいさつ。続く質疑応答では、会場から「先日のニュージーランド大地震のような災害が発生した時のことを考えると非常に不安だ。災害時に十分な機能を発揮できる庁舎を整備してほしい」や「現庁舎移転後の周辺街づくりにも取り組んでほしい」など多くの質問や意見が出された。
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