大塚から“お笑い”発信 第3回お笑いグランプリ
『大塚ならではのお笑い文化』を地域に根付かせていきたいと関係者が張り切っている「第3回大塚アマチュアお笑いグランプリ」が3月5日、区立南大塚ホール(南大塚2-36-1)で開催され、地元大塚をはじめ、遠くは兵庫、大阪などから、公募で集まった腕自慢のアマチュア21組(大学生~76歳)が、持ち時間6分で、落語・漫才・コント・マジック・漫談・講談・腹話術など披露、会場いっぱい200人を超える観客を笑いの渦に巻き込んでいた。
審査員による審査と観客投票による得票数で、グランプリ、準グランプリ、特別賞、としまテレビ&豊島新聞賞、南大塚ネットワーク賞、審査員特別賞が各1組ずつ選ばれた。グランプリの栄冠に輝いたのは、プロ顔負けの演技で会場を沸かせた「ふり~だむ」(漫才)の二人。準グランプリに「喜楽亭笑吉」(落語)、トシマテレビ・豊島新聞社賞が「愼じゃが」(漫才)、南大塚ネットワーク賞が「てるちゃん」(漫談)、特別賞が「ブッカーズ」(漫才)、審査員特別賞が「小野田拙鶴」(創作講談)。中でもユニークだったのが「てるちゃん」で、南大塚のご当地ネタ満載の演目「大塚物語」で笑いを取った。過去の受賞者の中には、その後、芸能事務所に所属しプロとして活動している例もあり、今後の活躍が期待される。
審査委員長を務めた南大塚在住の落語家・柳家さん枝さんは「回を重ねるごとにレベルが格段に向上し、今回は審査に苦労した。大塚がいつでも笑いが溢れているような街になってほしい。これからも落語会やお笑いグランプリに参加、応援してほしい」と語った。
この催しは、同ホールで平成4年から年4回定期的に開催されている「南大塚ホール落語会」が、70回を迎えた記念に特別企画として実施されたのがきっかけ。当初は1回限りの予定だったが、大好評につき、年1回の定例イベントとして開催している。
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