2011年3月

第2892号 2011年3月23日号


高野区長「行政の役割と責任を痛感」
 防災拠点としての新庁舎建設


 大震災から7日目、防災服姿の高野区長に聞いた。

 まず「被災者、そして被災地に関係者のいる区民の皆様に心よりお見舞い申し上げます」と高野区長。

 そして「あらためて災害発生時の行政の役割と責任が重いものであるかを実感しました。豊島区のいまの防災体制が大災害時に実際に機能するのかを、今一度、災害の想定から全てを点検していく必要がある。区民の一番の願いはなんといっても安心安全の暮らしであり、そのための街づくりです。連日の被災地からの報道からもわかるように、その自治体が機能しないと救援、復興がスムースに進まない。行政の長として区民の要望にしっかりと応えていかなければと身の引き締まる思いです」とこの震災をかんがみ、これからの豊島の防災体制の更なる強化への決意を述べた。

 また計画の進む新庁舎におよび「今の庁舎は自家発電がなく電気が止まれば事務機能は全てストップしてしまう。壊滅状態となった被災地の自治体からもいかに行政の存在が被災後の救援・復興にとって大きいかがわかる。区民のためにも一日も早くしっかりとした新庁舎が必要と痛感しました。庁舎は防災拠点でもあるのです」と。

 今回の震災で、免震工事を施してある本庁舎はともかく分庁舎A・Bの揺れは崩壊一歩手前と感ずるほどだった。職務を中断して野外に非難した分庁舎勤務の職員のなかには地震の恐怖で分庁舎に戻れないものもいたほどだったという。本庁舎と分庁舎と渡り廊下は使用停止となっている。


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