2011年3月

第2893号 2011年3月30日号


宮城ふるさとプラザ 連日盛況
 買い物よりも支援の心
 義援金1,300万円超


 ガンバレ宮城――。池袋東口のサンシャイン60階通りに入る交差点そばにある宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」は11日の大震災以降も休まずに営業を続け、連日被災地・宮城を応援しようとたくさんのお客様で賑わっている。

 「現地はまだまだ大変な状況ではありますが、少しでも池袋から元気が発信できるよう精一杯頑張りますので、皆様のご来店を心よりお待ちしております」と同プラザを運営する社団法人宮城県物産振興協会東京出張所の宮城ふるさとプラザ店長の上野剛さん。

 店内は震災後から宮城からの商品の補給がほとんど止まり、かろうじてある在庫の品等で何とか営業、名産の笹かまぼこや海産物など店内の棚の半分ほどは空っぽ。2階にあったお酒や民芸品を1階におろして体裁を整えているという状態である。

 「もう2,3割の商品しかありませんが、お米や牛タンは数日前から宅急便でなく車で運んで何とかつないでます。ここで買い物することが宮城の復興につながると考えてきてくださる新しいお客様も多い。感謝の気持ちでいっぱいです」と上野店長。

 ようやく宅急便が使えるようになったが、生産先が被災したり、クール便がつかえないため商品不足はしばらく続きそう。

 13日から募金を開始、ペットボトルでの募金活動が14日にテレビで放映されたこともあり、1日あたりの募金額が激増。宮城出身のプロレスラーなどの支援協力もあって募金額が1日300万円近くになることも。27日までの募金総額は1,300万円を超している。レジ横に募金箱がおいてあり、募金だけのお客様も多いという。

 「ここは宮城県が東京のお客様と直接接する唯一のお店その意味でも営業を続けて宮城の情報をお客様に伝えていきたい。また宮城を応援するために来店してくださるお客様の気持ちにもしっかりと応えていきたい」、また「池袋にオープンして丸5年、豊島区の方々とよいお付き合いをさせていただいておりますが、今回のご支援に対し、地元商店会、消費者の方々に心から感謝でいっぱいです」と上野店長。

 28日から4月3日まで「千葉長十郎商店三陸海産祭り」開催。「千葉長十郎商店で販売している、メカブやワカメなどの海草は南三陸町で水揚げされたものを使用しています。この度の地震と津波で、南三陸の町やその海藻を育む漁場も大きな被害を受け、今後商品の追加納品の予定はありません。今回のイベントでは、地震後いくつかの物産展が中止になり、その為販売する商品の在庫がまだ少しあるということで、その商品をこれまでお世話になった池袋の皆様にお届けします」と上野店長。ぜひお出かけを。

 当面午前11時から午後6時までの短縮営業。休みは年末年始。


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