2011年4月

第2895号 2011年4月13日号


石原氏、堂々の4選
 統一地方選 民主、全国で壊滅的敗北 
 24日の区長・区議選へ


 東日本大震災から約1か月、全国で被災自粛ムードそのままの静かな選挙戦が続いた第17回統一地方選挙の前半戦が10日投開票され、注目の東京都知事選は高齢多選をものともせず、現職有利というおおかたの予想どおり石原慎太郎氏が261万余票(前回平成19年比約20万票減)を獲得し、次の東国原英夫氏に約100万票の差をつけて堂々の4選を果たした。投票締め切りの午後8時、NHKはじめ各報道機関からすぐに当確が報じられた。さまざまな批判やオリンピック招致など対立軸はあったろうが、大震災が全てを覆い隠したようなあっけない都知事選だった。「いままでと同じことをやる。プラス災害対策だ」と余裕然で会見する石原氏の姿が印象的だった。

 豊島区でも石原氏は5万票獲得、他を寄せ付けない圧勝だった。当日豊島区の有権者総数は214,114人(男107,681人、女106,433人)、投票率は56.50%(男53.60%、女59.24%)。投票率は前回を3.76ポイント上回った。

 さて次はいよいよ16日公示、24日投開票の区長選、区議選。区長選には自民党、民主党、公明党、社民党の推薦で4選めざす現職の高野之夫氏(73)、みんなの党の推薦の減区議の日野克彰氏(49)、共産党推薦の嶋田紀子氏(69)が、それぞれ無所属で出馬を表明している。新庁舎建設が震災の影響で対立軸として成り立たなくなったこともあり、注目は現職高野氏の獲得票数。総投票の7割が目安となるか。

 区議選は現在55人が立候補を予定している。自民12人、民主9人、公明8人、共産6人、社民2人、みんなの党3人、減税日本2人、豊島生活者ネットワーク1人、豊島清風会1人、たちあがれ日本1人、諸派1人、無所属9人。自民、公明、共産はしっかりと組織固めが進んでいるようだが、前半の統一地方選で全国で壊滅的敗北を喫した民主と、小林興起衆議グループの無所属、減税日本が気になる。投票率は45%前か。


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