2011年4月

第2897号 2011年4月27日号


高野氏4選
 自民は議席数のばせず
 みんなの党新人3人当選


 区長・区議を選ぶ統一地方選挙後半が24日に行われ、即日開票で新区長、新区議の顔ぶれが決まった。投票率は区長選が43.07%、区議選が43.08%だった。当日有権者数は210,818人。

 区長立候補者は現職で4選を目指す無所属高野之夫氏=自民、公明、民主、社民推薦=と、無所属新人の日野克彰氏=みんなの党推薦=、同じく無所属新人の嶋田紀子氏=共産推薦=の三氏が競った。結果、「健全な財政が頼れる行政を作る」と豊島区の危機的財政から立て直したという実績とセーフコミュニティなど取り組み途中の課題の推進を訴えた高野氏が52,469票を獲得し4選を果たした。「新庁舎計画など大型公共施設ストップ、池袋の一部地域への開発の集中をやめ、住民に密着した取り組みの充実」の日野氏は20,365票、「マンション新庁舎計画ストップ。大型開発優先の区政から、区民の命、暮らしを大切にする区政」の嶋田氏は15、082票だった。大震災で自粛ムードのなか現職強しの結果だ。当確報道は前回より約1時間半遅れた午後10時30分すぎだった。高野氏は「これまでの12年間で積み上げてきた仕事の総仕上げとなる、安全・安心創造都市の実現に向けて挑戦を続けていく。26万区民から心から頼りにされる豊島区づくりを」と高野区政の継続を力強くアピールした。

 区議選は36議席に現職31人、新人・元22人の53人が立候補、厳しい選挙戦を展開、当落の結果は深夜にもつれ込む激戦となった。こちらも現職強しの選挙戦だったが、現職28人、新人8人が当選した。大塚が地盤の古坊知生氏が3,537票でトップ当選。みんなの党の新人の躍進が目立った。渡辺喜美代表の豊島区入りもあり3人が当選したが新庁舎建設に影響はあるか。前回次点だった無所属新人の小林弘明氏も激戦の池袋西口から当選。現職では原田昌浩氏、和賀井哲代氏、五十嵐稔氏が落選した。民主の新人の当選はなかった。自民・小峰博氏の後継の星京子氏は最後の1議席に滑り込み、同じく遠竹よしこ氏の後継の芳賀竜朗氏は次点に泣いた。注目された中田兵衛氏は前回より約1,000票減らして当選した。また社民党新人の石川大我氏が当選、社民党が2人となった。

 これにより豊島区議会の党派内訳は、自民10、公明8、共産6、民主3、みんな3、社民2、ネット1、減税日本1、無所属2となった。


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