2012年9月

第2958号 2012年9月5日号


「阿波おどりは大塚の象徴」
 第40会記念大会盛況裡に幕


 豊島区の夏を代表する一大イベントである第40回東京大塚阿波おどりが9月1日、大塚駅南口大通りを会場に豊島区制80周年記念とあわせて盛大に開催され、沿道は区内外からの15万を超える観衆で埋め尽くされ大賑わいだった。民放キー局でニュース報道もあった。

 オープニングであいさつに立った主催の東京大塚阿波おどり実行委員会の荻村和一郎委員長(サンモール大塚商店街理事長)は「大塚阿波踊りは大塚の街のシンボル。大塚駅南北自由通路開通や現在進んでいる駅ビル建設も、この阿波踊り開催による地域の皆さんの団結があったればこそ成し遂げられたと思っています。関係各位の皆さまの理解と協力により40回の記念大会を迎えられたことに心から感謝申し上げます」と述べた。

 大塚阿波おどりは、昭和46年に地元商店街の主催でスタートして以来、区内外から千人以上の踊り手が参加する熱気あふれる祭りと成長してきているが、40回目の節目の年を迎える今年は豊島区内外から19連、約千人の踊り手が参加。「ヤットサー、ヤットヤット!」と声を張り上げながら、踊り手たちは連独自の粋な衣装に身を包み、太鼓や笛、鉦のお囃子に合わせ、次々と大通りを練り歩いた。

 開校65周年の節目が重なった巣鴨小学校からは、阿波おどりが大好きな子どもたち80人が「巣鴨っ子連」で参加。部員一丸となって練習を重ねてきた豊島岡女子学園の「桃李連」。「桃李連」の卒業生が中心となって設立、全員女性で華やかさが魅力の「彩芽連」、区制施行80周年を迎え、豊島区郷土玩具「すすきみみずく」をあしらった衣装を新調、おのずと気合が入る「豊島区役所連」。本場徳島で開催された「はな・はる・フェスタ2012」で技能賞を受賞した「新粋連」。浅草橋や町田から初参加の連も駆け付けた。沿道を覆い尽くすほどに詰めかけた観客らは、皆歓声を上げながら笑顔で拍手を送っていた。

 今年のコンセプトは「40回記念大会」「豊島区制施行80周年セーフコミュニティ国際認証取得記念大会」「節電阿波おどり」「支援阿波おどり」の4つ。昨年は震災の影響による節電のため昼間開催だったが、今年は夕方からの開催に戻した。そのかわりにイベント全体を通じて省エネ・省電力の工夫を随所に施すほか、観客らを出迎える大塚駅前の提灯500個の電球を電球型の省エネ蛍光灯に替えることで節電を図っている。昨年から続く「支援阿波おどり」では、日本ユネスコ協会連盟が東日本大震災の被災地の就学困難児童等のために展開する「就学支援奨学金」に協力、チャリティーを募り、未来の日本を背負う子どもたちの支援活動も行った。


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