池袋西口に“トピアリー” ゼファー池袋まちづくり 憩いの場を演出
池袋西口の東京芸術劇場に隣接する池袋西口公園に、トピアリーなどによる「西池袋 緑のアート&カフェ」がお目見えした。トピアリーとは、植物の仕立て方のひとつで、樹木の枝葉を刈り込んで、球や円錐などの幾何学的な形や、動物や鳥などの形に仕立てた立体造形のこと。
東京芸術劇場のリニューアルオープンとともに、区制施行80周年、WHOセーフコミュニティの認証取得決定を契機として、地元住民の要望から実現したもので、区では同公園がより一層の芸術・文化を軸とした良好なまちの賑わい創出と地域文化の醸成につなげる場となることを期待している。
今回オープンした「西池袋 緑のアート&カフェ」は、人や音符、ハート等に形作られた緑の立体造形トピアリーやグリーンウォール、大人8人程度が緑の中で立食できるグリーンスペース等で構成されている。緑を活かして滞留できるスペースをつくることで、イベント時だけでなく、日常の賑わいも創出する。さらに、設置するトピアリー等については、可動型のものとし、公園でのさまざまなイベント開催にあたり、対応できるよう、配慮したものとなっている。
今回は池袋西口公園をもっと過ごしやすい公園にするために緑化活動の一環として地元のNPO法人ゼファー池袋まちづくりと豊島区による社会実験という形で実現したが、今後の管理や運営については、地元商店街や東京芸術劇場、西池袋に位置する立教大学等の連携により、実行委員会を立ち上げ、地域が主体となって持続的な環境美化活動をしていくとしている。
午前11時から同公園内でオープニングセレモニーが開催され、緑化整備の取り組み内容が紹介された。食品等を販売するケータリングカーも来場。日差しを遮るグリーンスペースでは、涼む人で賑わった。
整備に取り組んできたゼファー池袋まちづくりでは「劇場前の広場にふさわしい憩いの場を演出して、池袋ファンを増やしたい。大学のキャンパスのように人々が交流して『まち』を良くする活動を生み出す発信拠点となるようサポートしたい」と語っている。
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