池袋の安泰と発展願う 池袋四面塔尊の法要
290年の昔から池袋の安泰と発展に厚い信仰を集める池袋東口駅前公園の一角にある池袋四面塔尊で9月3日午後2時から地域の安全祈願をかねた法要が行われた。
奉賛会の服部洋司会長はじめ池袋東口美観商店会の西武、パルコ、ISP、ビックカメラ、東京信用金庫、巣鴨信用金庫、JR池袋駅、また地元の関係者ら多数が集まり、雑司が谷・法明寺の近江正典住職のもと、厳かに法要が営まれた。
服部会長は「この歴史ある四面塔尊が、もっともっと地元の人や来街者に愛され、親しまれるように盛り上げていきたい」とあいさつ。
法要後、近江住職から「この四面塔尊が我われに教えてくださっていることは供養と祈願の大切さであります。もともとは江戸時代に辻斬りに遭って命をなくされた人たちを弔うためにこの四面塔は建立され、毎年の法要では、その人たちだけでなく、これまでに不慮の事故などで亡くなった人たちの弔いとあわせて、そのような事故などが二度と起きないようにという祈りを一緒に捧げてきたわけです。その思いは、この豊島区がすすめるセーフコミュニティの大元であると思います。人々の思いは行動につながります。皆さん一人ひとりが安全安心の地域づくりへの強い思いを共有していくことがセーフコミュニティの実現となることでしょう。この日、四面塔尊に手を合わせた、供養と祈願の思いを持ち続けてください」との法話があり、一同気持ちを新たに散会した。
四面塔尊奉賛会では今年2月には社横に安全安心への思いを言葉として表す掲示板「心のともしび」を設置するとともに、毎月12日の縁日を復活するなどしている。またそばで営業するパルコでは毎月第1月曜日に供養と清掃を欠かさないでいる。
【池袋四面塔尊奉賛会】名誉会長=宮田和昌、会長=服部洋司、世話人=大熊良幸、津島徳男、石井浄丈、清水泰子、菅澤省吾
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