水源は銭湯の浴槽 消防ポンプ消火訓練
池袋消防署(山田稔署長)は9月2日午後2時から3時、池袋四丁目西町会と同町会内にある銭湯「まえだ湯」(池袋4丁目12番25号)の協力を得て、震災時に銭湯の浴槽の水(約10トン)を水源として活用する、D級可搬消防ポンプの消火訓練を都内で初めて行った。あわせて、池袋四丁目西町会が今回新たに購入したスタンドパイプと排水栓を活用した消火訓練を町会として初めて行った。
池袋消防署では、震災時に自主防災組織等に対して井戸水と防火水槽などあらゆる水源を活用し、D級可搬消防ポンプ及び排水栓・スタンドパイプを活用した消火訓練を池袋消防団とともに推進している。池袋消防署では町会内にある井戸水を活用したバケツリレーなどの消火訓練を行っていますが、今回、銭湯の浴槽の水も十分活用できること及びスタンドパイプの有効性を確認したことになり、参加した町会の方々は、「どちらの訓練も初めてのことであり、震災時に有効に活用できることを実感できた。町会内の多くの人に体験させたい」と話していた。
また、池袋消防署は今後、浴場組合と町会連合会との間で協定を締結し、震災時の自主防災組織の水源として活用できるよう推進するとしている。
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