期待広がる「回廊美術館」 新庁舎見学に15000人訪れる
豊島区新庁舎の回廊美術館の評判がいい、「区役所に行くのが楽しみになりそうだ」という声が多く、『区民に開かれた訪れたくなる庁舎』の一番の目玉となりそうだ――。豊島区新庁舎(南池袋2-45-1)が3月23日に落成し、24日から29日まで新庁舎見学会を開催、見学会には延べ14000人が来場し、落成式の参加者1200人と合わせて15000人の市民が新庁舎を訪れたことになる。
5月7日にオープンする新庁舎は、再開発建物「としまエコミューゼタウン」(地上49階・地下3階)の1階の一部と3階から9階に本庁舎が入り、全国初のマンション一体型の庁舎。土日を含む345日開庁や最先端技術を駆使した災害対策センター等、これまでの区役所のイメージを刷新する魅力的なサービスや設備で、区民に開かれた区役所をめざしている。
23日の落成式では、名誉区民で人間国宝の野村萬氏による奏上や野村万蔵氏による祝祷の舞「三番叟」が披露された後、テープカットが行われた。この日、3回に分けて行われた式典には、計約1200人が参加し落成を祝った。
24日から29日には新庁舎の見学会を開催。345日開かれる「総合窓口」、廊下を活用した「回廊美術館」、「区長室」、「区議会議場」、「災害対策センター」、「豊島の森」などが見学コースとなり、初日には約2700人が訪れた。また、物販コーナーも設けられ、郷土玩具の「すすきみみずく」、新庁舎建設地から出た土をベースにソメイヨシノの灰を使ったうわぐすりで仕上げた備前焼のぐい呑みがセットとなった庁舎落成記念限定の純米吟醸酒「染井櫻」などが販売されて人気となった。
さらに28日と29日には「区民が祝う新庁舎落成」として、日ごろから区内で活動をされている22団体約500人が催し物を披露し区民とともに新庁舎の落成を祝った。1階の「としまセンタースクエア」を会場に東京よさこいや大塚阿波おどりなど様々なプログラムで新庁舎落成を盛り上げた。
また、新庁舎、国際アート・カルチャー都市等をPRする新たなキャラクターも誕生。区では、ふくろうとソメイヨシノをモチーフとしたこの新キャラクターの名称を募集している。
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