子女教育ニュース |
担当: 国際教育相談員 小山 和智 |
海外人事や教育関係の実務担当者の皆様に配信しているニュースの一部を、 一般の皆様にも公開します。 教育相談などについては 「教育相談から」を。 |
2015年 4月、3月、2月、1月。 |
2015年5月以降のニュースは こちら。
ページトップ、 海外支援センター ※ ニュースのオリジナル版は、日本人学校・補習授業校にも お送りしています。【2015-4月】 ◎ ユダヤ教の「過越し祭(Passover)」 ユダヤ暦 1月14日(春分の日直後の満月の日)の翌日から一週間を「種なしパンの祭り (Feast of Unleavened Bread)」 とも呼びます。 ユダヤ人の祖先が 4千年前に出遭った数々の困難を神の導きで “やり過ごす”ことができたことに感謝する、大切な祭りです。 2千年前にユダヤ教の宗教改革運動を起こした イエスが、エルサレムに上洛したのは、この過越し祭の直前でした。 政府はイエスを捕えましたが、安息日の土曜から祭りが始まるので 「その前に片付けてしまえ」と 13日(金)に処刑します。 しかし、イエスは3日目、つまり日曜日に生き返ったとされ、以後、キリスト教では 日曜を安息日とするようになりました。 キリスト教の「復活祭(Easter)」は “過越し祭の直後の日曜”なので、ユダヤ暦で考えられ、西暦の3月22日から4月25日の間の いずれかの日(今年は 4/5)になります。 ユダヤ教の習慣に倣って1週間、特別な祈りを 毎日続けます。 なお、マレー語では 復活祭を「Paskah」とユダヤ教的に呼びます。 ◎ 第49回グローバル化社会の教育研究会(EGS) 4月24日(金)、いつもの波多野ファミリスクール(東京都新宿区)で開かれます。 話題提供は臨床心理士で 東京都公立学校スクールカウンセラーをされている 木野 照美先生にお願いし、海外に子供を帯同する保護者の心理と必要な支援について考えます。 海外子女教育に関わっていますと、被害者意識や悲観的思考に陥るお母さんを多く見かけます。 子育ては親の考え方に大きく依存していますし、私たち関係者が直接接するのも保護者がほとんどですので、保護者に対して「何をしてあげられるか/何が必要なのか」に悩まされます。 木野先生から、保護者の心理状況や求められていること、アプローチの仕方などについてお話しを伺い、ヒントを探ることにいたします。 ◎ 4月は「始まりの月」です 4月「April」の語源は ラテン語の「aprerire(=open)」で、「万物発育の門を開く」の意味だそうです。 新年度が始まり、新入生も新入社員も ようやく学校や職場に慣れてきたころですね。 期待と希望に胸を膨らせて 頑張って欲しいと願います。 英語では、4月は「日光とにわか雨が交互にくる月(A month noted for alternations of sunshine and showers)」とされるのは、英国で毎日のように驟雨が降るからです。 ロンドンっ子は レインコートは着ていても傘を持っていませんし、持っていても傘を開かず、“雨宿り”をして雨をやり過ごすのが普通です。「このお湿りの精気が植物に生気を与え、花を咲かせる」(喜ばしい)と言ったり、「4月は残酷な月」(無感覚の冬眠状態から目覚めさせられるのは苦痛)とすねたりするのも、英国人の習慣…と眺めているしかありません。 その点、桜や桃、藤の花などが咲き誇る国に住む私たちの感覚と違います。 さらにいえば、欧米に桜を移植すると3ヶ月くらい花が散らず、終いには薄汚くなってきます。 私たちが「桜の花のように(潔く)散る」と話していても、彼らは「散り際を知らない、老醜」 のイメージを抱いて聞いていることに 注意が必要です。 ◎ 戦争の現実を今日に伝える“教科書” 『東京大空襲をくぐりぬけて--- 中村高等女学校執務日誌』(銀の鈴社)が先月、上梓されました。 かつては“東洋の魔女”の母校のイメージを抱く方が多かった中村学園(東京都江東区)が舞台ですが、一級の記録集にまとめられています。 戦災者は数字の上で「○万人」と片付けられてしまうのが歴史の必然としても、その一つひとつに命・人生・夢があり、家族も友人もいたこと、そして職場や学校もあったこと、等々を自分に引き寄せて考えることが大事です。 また、寄稿された回顧録も含め 辛い現実のなかでも懸命に明るく生きようとする気概が込められていて、胸が熱くなります。 マスコミが政府のチェック機能を失ってしまい、若者が選挙に関心を持たなくなった今日、この“一次資料”の持つ説得力には多大なものがあります。 中村学園のシンボルが「不死鳥(phoenix)」であるように 私たちの心に訴えかけてきます。 ◎4月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 中小企業のブランディングを考える勉強会--- 4月 9日(木)、於:初台センタービル(東京都渋谷区)。 テーマ 「海外でモノどう販売したらいいか--- ブランディングの総論」=星 栄一((株)ロケットスタートホールディングス社長)。 ★ 第65回モダンアート展--- [東京] 4月1日(水)〜16日(木)、東京都美術館 [京都] 5月5日(火)〜14日(木) 、京都市美術館別館 [名古屋]6月10日(水)〜14日(日)、愛知県美術館ギャラリー [福岡] 6月30日(火)〜7月5日(日)、福岡市美術館。 ★ 第49回グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 4月24日(金)、於:波多野ファミリスクール(東京都新宿区)。 テーマ 「海外子女・帰国子女を育てる母親の心理--- 支援のありかたを考える」=木野 照美(医療法人高仁会 戸田病院 心理室室長)。 ※ 海外に子供を帯同する保護者の心理と 必要な支援について考えます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ イースターの衣替え、卵やウサギについては、方々で紹介されていますので、またの機会にいたします。 ただし、今でもアメリカの大統領府では、卵を転がしているのでしょうか? ◆ 下関少年少女合唱隊が 創立50年を迎えています。 5年に一度の東方遠征で 岡山倉敷、大阪八尾、岐阜多治見の公演を重ね、5日(日)が 第8回東京公演(杉並公会堂)でした。 合唱組曲『四つの約束』、合唱ミュージカル『あらしのよるに』は 特に素晴らしく、心に残るものでした。 ◆ 生憎の雪の中で 入学式を行っている学校も多いようです。 関係者は大変ですけど、本人たちにとっては 思い出深いものになります。 1988年もそうでした。 新入生の健やかな成長を祈ります。 ◆ 『東京大空襲をくぐりぬけて』は、マスコミ各社も大々的に取り上げていますが、そんなことで彼らの“職務怠慢”が赦されるわけがありません。 日本の再軍備化、原発の再稼働、等々は 昭和初期と同様の様相です。 ◆ 今回のEGS研究会は、海外子女教育・帰国子女教育に関わるスタッフの高齢化問題に焦点を当ててもいます。 子育て世代が段々と遠ざかっていき 世代ギャップを感じるなかで、私たちは何ができるのでしょうか? ================================================================================================== |
【2015-3月】 ◎ 卒業(seal)のシーズンです。 3月になると 受験や就職活動の結果が出そろってきます。 しかし、行き先の決まった子は万事幸せかというと、そうでもない例が少なくありません。何かのプロポーズを受諾すること、あるいは承認・確約することを英語では「seal one's fate」と表現したりしますが、「ここに自分の運命を決めてしまってよいのか?」 と悩むわけです。 他方、送り出す学校の側にも 「この状態で送り出してよいのか?」 の迷いがあります。 それは生産現場で「新製品を封印(seal)し、封を切る者に対し製造責任を負う」ことと 同様です。 「封切り (release)」は、主に新刊本や新作映画に使われる用語ですが、世に出す瞬間の緊張感は 極に達します。 「ロードショー(road-show)」も、元々は 新進気鋭の劇団が “路上や地方(road)” で宣伝や予告上演をやり、興行主や大衆に認められようとすることでした。 ところが アメリカ映画界では、「まず都市部で先行上映し、その評判を見て地方展開を考える」 ことを 「ロードショー/封切り」 と呼び始めます。 その後、映画業界も 「全国一斉(or先行)ロードショー」 という意味不明の展開をするようになり、封切りと同時にビデオCDが発売されるなど、混迷を極めてきました。 テレビ番組まで 「○曜ロードショー」等の僭称が始まります。 何がロードショーで、何が封切りかが判らない状態は、進学・就職においても同じです。 “製造責任”を負う気すらない学校も横行するなかで、選考する側の眼力が問われます。 ※ 映画の封切館は「first-runner」といいます。 "road-show" の名残りが残っているのですね。ただし、「road-runner」は 鳥の名前です。 ◎ 関西の「帰国子女教育を考える会」第69回研究例会 3月7日(土)、兵庫県民会館(神戸市中央区)で開かれます。 テーマは 「帰国生に聴く」で、元帰国生4名(マレーシア,タイ,中国,アメリカ,チェコ…)が 海外渡航時や帰国時に体験した異文化ショック等について 話題を提供。 司会も 元帰国生の宮崎直也さん(海外子女教育振興財団 関西副分室長)です。 今春、社会人になろうとする彼らの体験や感覚を、生の声で聴ける機会は貴重です。 また、研究会終了後は、会場を移して恒例の懇親会ももたれ、関係者同士の交流ができます。 ◎ 立教英国学院がロンドン大学と進学協定 ロンドン大学(UCL)は、OX−BRIDGEに次ぐ 英国で3番目に古い大学で、150年前に伊藤博文など日本初の留学生を受け入れています。 ノーベル賞受賞者も29名輩出、世界大学ランキングでも常に上位にいます。 この協定で、在学中に一定以上の成績を修め、規定の英語資格を取得すれば、UCLの学士入学準備コースに推薦を受けられ、1年後に各学部へ進学できます。 英国の学士コースは3年間ですので、合計4年間で学位を取得できます。 また、生徒の語学研修などでも教育連携が図られます。 ◎ 古代ローマでは、「マルスの月」 「March」は、ローマ人の祖先ロムルス(Romulus)の父 マルス(Mars。ギリシャ神話では"アレス(Ares)")を祭ることになっていました。 常に槍と松明を掲げ、強風に引かれる戦車に乗って闘う軍神です。 「martial(戦争の/尚武の)」の語源にもなっています。 中国で「火星(Huo3xing)」と呼ぶのは、最も地球に近づく「衝」(激しく力強い)の時と、最も遠くなる「合」(太陽と重なる)の時とで、輝きが変わるからでしょう。 ジュリアス・シーザーが暦を改正した際に March が正月になり、「8番目の月(October)〜10番目の月(December)」が 文字通りの位置に納まったのですが、ルネッサンスの時代に、「ヤヌスの月(January)」が1年の初めに戻されました。 英国では18世紀になって、それに従うことになります。 3月の英国は、北海方面から東北の風が激しく吹き付け、とても寒いです。 「3月の風はライオンのように(荒々しく)やってきて、小羊のように(優しく)去っていく」の諺どおりに、4月には穏やかな雨を降らせ、「5月の蕾」へと誘います。 英米人の好きな 「風に立つライオン」という言葉は、3月の風がイメージの素になっているのでしょうか。 なお、ヒンズー教で“軍神”といえば、「スカンダ(ムルガン・韋駄天)」ですね。 シヴァの神軍を率いて悪魔を退治する暴れん坊で、生命と活力の神として崇められます。 ライオンにせよ スカンダにせよ、“志”を高くして真摯に努力する人は、やがて強い倫理観やコミュニケーション力も身に着けて、グローバルに活躍できるでしょう。 大事なのは、そういう人材を見出せる学校・企業であるか、若手を導いていける数年上の先輩が どれだけいるかです。 「春風や 闘志いだきて 丘に立つ」(高浜虚子) ◎ JACTFLシンポジウムが開かれる 8日(日)、「外国語教育の未来を拓く」のテーマで開かれ、上智大学(東京都千代田区)には 全国から関係者210名が結集しました。 「外国語=英語」の誤解・思い込みを どう克服して 多文化共生社会を構築するかが焦点となって、白熱した議論が展開。 わが国では、前の東京オリンピック・パラリンピック(1969年)以降に 万国博覧会やアジア競技大会、ワールドカップ等を いくつも開催していますが、どうして多言語・多文化の蓄積が 余りないのでしょうか? 外国語教師としての英語担当教員の怠慢や“思い上がり”を許してしまった責任を痛感します。それと同時に、国語の教員にも「外国語としての日本語」指導の技量、さらには 教員全員に「言語技術(language arts)」の指導力が 必須の時代になっていることも、認識させていくべきだと思います。 ◎ かつては春分の日が「正月」 春分の日が来ると、何もかも新しい息吹を感じてしまうのは、日本人だけではありません。 「印欧語族 (Indo-European、いわゆる"白人")」、とりわけアーリア系民族は 春分の日を 「正月(New Year's Day)」と考え、お祝いをしてきました。 ペルシャ(Iran)語の 「新しい日(Nowruz)」は、そのまま世界中で認知されており、国連総会でも 「ノウルーズ国際デー」と定めているほどです。 仏教・ヒンズー教の「老師 (Thera)」も アーリア系ですので、おテラの年間行事予定を 春の彼岸から計算していました。 春分の日は大昔、新暦でいう3月25日でしたが、ヨーロッパと同様 約1週間を 「正月休み」としていたようです。わが国では寺子屋も学校も4月1日に新年度が始まるのは、この習慣を踏襲したものです。 春分の日から1ヶ月の間(ペルシャ暦「フラワシ(霊魂)の月」)に生まれたら、「牡羊座(Aries, Ram)」ですね。 星占い(黄道十二宮。Zodiac)のトップにくるのは、古代の新年の名残りなのです。 キリスト教圏では、羊は「善良で温厚な人」の象徴とされますが、これが「雄羊(ram)」となると 段々怪しくなります。「想像力・創造性に欠ける」「人に引きずられる愚か者」「臆病者・小心者」「御し易い」等々...。 「羊の目(sheep's eyes)」は「女性に色目を使う/秋波を送る」の意味になって、“好色・助平”の山羊と変わりないようです。 また、羊が闘う時は“頭突き”戦法ですので、「落し槌・心矢<しんや>」「断頭台の刃の分銅」「城破づち・(軍艦などの)衝角」「ピストン」の意味もあります。 いくら 「右の頬を打たれたら 左の頬を出す(turn the other cheek)」 といっても、さらに打たれたら 突進するしかありません。 ご注意召されよ! ◎ 日本のブラック大学一覧 トロントの杉原正道さんから教えていただきました。 「日本の大学に対しては、かつて諸事情から職を辞した外国人教員の方から、びっくりするほど、辛口の評価が記載されています」とのことです。杉原さんは「3か年の有期雇用を超える外国人教員は終身雇用も検討されることなく、裁判の判例に逆らっても、一斉にクビ」という例を挙げておられますが、日本の私立大学の経営者は、それを当たり前と考えています。 私たちが困るのは、それを中学・高校の教員にまで適用しようとする 経営者が出てくることです。 ◎3月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 慶應義塾大学シンポジウム--- 3月1日(日)、於:慶應義塾大学 日吉キャンパス(横浜市港北区)。 テーマ:「外国語教育における高大連携を考える」。 ※「グローバル人材育成」「21世紀型スキル」「多言語入試」をキーワードに議論。 ★ 貿易研修センター主催シンポジウム--- 3月2日(月)・3日、於:東海大学 校友会会館(東京都千代田区)。 テーマ: 「天然資源・エネルギー・環境に関する国際貿易の法と政策--- 持続的発展への展望」。 ※ 産出国を含む海外及び国内の専門家による講義・議論を通じて,天然資源及びエネルギーの国際貿易に関連する障壁や障害を特定し 評価。 ★ JACTFL 第3回 外国語教育の未来を拓く--- 3月8日(日)、於:上智大学 12号館(東京都千代田区)。 テーマ:「グローバル時代を生き抜くための外国語教育--- いまこそ外国語教育の多様化を進めよう」、ビデオ上映 「どう対応する?日本国内に広がる多言語・多文化状況」。 シンポジウム「いま必要とされる多様な外国語能力とその教育のあり方--- TOKYO 2020に向けて」、ほか。 ※ 日本外国語教育推進機構(JACTFL)と上智大学国際言語情報研究所の主催。 ★ 生命の起原および進化学会の公開講演会--- 3月15日(日)、於:東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)。テーマ:『生命のつながり:宇宙・分子・人間』。「宇宙からつながる生命の起源」=三田 肇(福岡工業大学教授)ほか。 ※ 理科大“金町のキャンパス”のオープンから丸2年です、 ★ アジアITビジネス研究会 3/17--- 3月17日(火)、於:東京都南部労政会館(東京都品川区)。テーマ:「中国市場に商品やサービスを売り込むターゲット絞り込み&EC市場の最新情報」=中野 好純(船井総合研究所 上海 総経理)・若林 哲平(アネックスデジタル 社長)。※ 中国市場で日本商品を「高く売る」ためのセミナーの3回目。中野・若林両氏による掛け合いが見物です。 ★ 外務省「中央アジア・シンポジウム--- 3月27日(金)、於:東京大学大学院数理科学研究科大講義室(駒場キャンパス)。 テーマ:「未来を見据えた中央アジアの今--- チャンスとチャレンジ」。 第一部「中央アジアを巡る国際環境」=A・クーチンス(CSISロシア&ユーラシア研究部長)ほか。第二部「中央アジア地域の課題と日本の協力の可能性」=G・カシモフ(トルクメニスタン外務省特任大使)ほか。※ グローバル-フォーラム東京大学総合文化研究科の 「人間の安全保障」プログラムです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ ある東証1部上場企業の部長さん(50歳)から、「30歳前後の人材は何とかできませんか」 と聞かれました。 採用した時は優秀だったのでしょうが、グローバルな視点も挑戦心も持たないことに お手上げなようです。 でも、母校の“保証期間”は とっくに終わっていますよね。 ◆ 日本在外企業協会の『月刊グローバル経営』3月号に、拙稿「上海での高等部開設を振り返って」が載りました。 ご笑覧くださいますよう。 ◆ 火星が赤く見えるのは、酸化鉄が多いためだそうです。 天球上をS字運動したりするから、西へ東へ獅子奮迅の戦いをしているように見られても 不思議ではありません。 でも、「片道切符の移住」が人気とは……? ◆ 上海日本人学校高等部の2期生が 東京大学(文U)に合格した旨の報せが届きました。 他に横浜国大・愛媛大・山口大など国公立大学合格が続々と出ており、昨年卒業の再挑戦組(1期生)も国公立に次々合格とのこと。 各々、中国語も頑張ってました(本場仕込み!)から、将来が楽しみです。 ◆ 第11回ACジャパンCM学生賞で 松下洸之介くん(武蔵野美術大学2年)が優秀賞に輝きました! 彼は今月末、Global Deign Invitationのワークショップ(於:シンガポール)にも大学代表で参加します。 帰国生の活躍は胸が梳く気がしますが、大器晩成型の人材であれば なおさらです。 ◆ 街を行く人の中に和服や袴姿の女性を見かけるのは、大学・短大などの卒業式が行われているということでしょうね。 これまでの学業にけじめをつけて、新たな人生の門出に備える時期です。メデタシ メデタシ! ================================================================================================== |
【2015-2月】 ◎ 梅が咲き始めました。 たとえ雪の中でも “華”を付ける気概は、古くから“覇”の象徴でもあります。 この時期に入試を行うのは、「百花園」を造るイメージと重なっているようです。 「百花園」というのは、“梅を愛でる庭”の意味。 「○段飾り」が “おひな様”を彩る道具立てであるように、他の花は脇役なのですが、時には脇役が主役を食ってしまうから、人生は面白い。 面白いといえば、大蔵流狂言師の松本薫さんが、神話「天の岩戸」のクライマックスついて、こんな話をされていました。 『 神々が祈りを込めて真剣に笑い、その顔(面)を岩戸から射す光が照らしたのです。 つまり 神々の面が光で白く輝いたことから、“面白い”という言葉が生れたそうです。 楽しさや面白さから笑ったのではなく、“笑い”から湧き上がる感情が表情に表れ、幸せを導いたわけです。』 私は、ポジティブな思考が苦手な子には 「まず鏡を見ながら笑顔を作ってごらん」と 根気よく話すようにしています。 受験生にとっては、今の時期が 最後の正念場…。 やるべき勉強は やってきたのだから、せめてこの時期は、いつでも笑顔ができるようにしてもらいたいと願います。 梅の花には、笑顔が似合います。 「手をかけて 人の顔見て 梅の花」 (小林一茶) ◎ BS朝日の「テイバン・タイムズ」 日曜朝の番組ですが、日本のヒット商品やトレンド情報をコミカルに紹介しています。 海外にいると、NHKの不親切な解説にうんざりすることが多いのですけど、こちらは漫才師のハマカーンが “某国の特派員”になって突撃取材してくれるので、助かります。 “謎の編集長”は ロニー・ハーシュという歌手で、自動車メーカー各社のCMソングも歌っています。 年に何回か、地域住民のための無料コンサートを開いてくださる 気さくな方です。 そのロニーさんが 先日、池袋の街で 「Flesh Food」の看板を掲げたミニスーパーを発見しました。 イタズラ心が湧いてきて、「店の前には野菜ばかり並べているのに、どうして肉屋さんなの?」 と店の人に聞きますが、相手は「??」。 数日後には修正されていたので、指摘した外国人が 何人もいたのでしょう。 ◎ 2月の「お浄め・お祓い」 「February」は 古代ローマでは 「お浄め・お祓いの月(Februarius)」で、“罪滅ぼし・償い(expiatory)”の儀式が 15日に行われていました。 この時期は雨や雪が多く 鬱陶しいのですが、その年の農作物には"恵みの雨"です。 「晴れの日が続くと、ろくなことがない (災難の前兆)」という諺まであります。 15日には、家畜の神(動物の発情を司る精霊)を森から招き入れ、豊穣と多産を祈る風習で、“若者が恋人を選ぶ日”ともされていました。 紀元270年、この祭りの前日に バレンチーノ司祭は処刑されます。 新興宗教だったキリスト教を、ローマ皇帝が弾圧した事件ですが、兵役中の若者の結婚(士気を維持するため ご法度) を司祭が容認したことも一因だそうです。 殉教は “愛の日”として記憶されました。 わが国では「大祓(おおはらえ)」という儀式が、旧暦6月末と12月末に宮中や神社で行われます(新暦では2月・8月になります)。 その年の安寧と豊穣のため、都では在京の高官が宮殿に集まり 「万民の罪や穢れを祓い 災難を避ける」お祈りをするわけです。 人間は人を妬んだり 憎んだり、怒ったり 嘘をついたりすることで “気が枯れていく”(⇒穢れ)ので、定期的に 祓い浄めることが必要なのですね。 実際、冬に雪の少ない年は水不足が起こり、農作物も凶作になるのが普通です。 洋の東西で不思議に共通する行事ですが、そんなお祈りを 今の“お偉方”が本当にしてくださっているかどうかは別として、PDCAサイクルでは P(計画)・C(評価)の大事な節目です。 ◎ 高校入試が本番に 東京・神奈川の私立高校の入試が10日から一斉に始まりました。 既に 推薦入試で大勢が定まっているとはいえ、公立高校との併願で受験する生徒には、本番開始です。 2月は一年で最も学力の付く時期です。 たとえ志望校に合格していても、遊んでしまっては 誠にもったいない。 整理の学習をしたり 読みたかった長編小説を読むなどして、有意義に過ごして欲しいものです。 それは まるで、この時期に降る雪や雨のようなもので、その量が その年の実りにつながるのですから。 ◎ 春節(旧正月)の明星カノーブス 冬の夜空には、オリオン座が鮮やかに輝いています。 そこから南の方に目を移すと、シリウス(おおいぬ座)と同じくらい明るい 恒星カノープス(-0.7等星)があります。 日本では 関東以西の太平洋沿岸からしか見られず、出ては直ぐに沈むので 「横着星」と呼ぶ地方もあります。 中国では古来から「南極老人星(仙翁)」と呼ばれ、天下泰平の世にしか姿を見せないとされていましたが、 これが宋の時代に神格化されて、長寿や幸福を司る道教の神様「寿老人(or福禄寿)」になります。 わが国でも、この “寿星”を一目見て長寿を授かりたい という人は少なくありません。 その点、台湾から南の緯度に住んでいる人は、恵まれています。 オリオン座の南に「ニセ十字 (False Cross)」を見つけたら、その右側に “長寿と幸福を約束する星” が目に飛び込んできます。 なお、ヒンズー教では「アガスティア(Agastya)」で、南に往って帰ってこない聖賢(=仙人)として、主に南インドの人々に信仰されています。 ◎ 第48回グローバル化社会の教育研究会(EGS)開催 2月17日(火)、『グローバル社会で生き抜く人材の育成』 のテーマで 松田豊弘さん(三菱商事) のお話しを伺いました。 日本人が管理職としての訓練も不十分なままで海外赴任し、いきなりマネージャーを務めることには 無理があるのですが、たとえ本社にいても “修行”は困難です。 「IQだけが高い学生より、バイリンガル・バイカルチャーを体感しつつ、グローバル社会に対する自分としての “目的”や“やりがい” を持って常に自分を磨いている人材が必要」 とのこと。 待ったなしで多国籍化していく日本の企業… その中で「日本人でも生き残るには どうすべきか」 を考えさせられます。 学校現場でも、異端であることを恐れない人間、正に “志”や“やる気”を育てることが求められています。 ◎2月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 第4回ジャムズネット東京講演会--- 2月2日(月)、於:東京医科大学病院 臨床講堂(東京都新宿区)。 講演:「最近の海外感染症概況」=濱田篤郎(東京医科大学病院渡航者医療センター教授)、「ギニアでエボラウイルス病と一年対峙して」=石原由紀(在ギニア日本国大使館 医務官)ほか。 ※ 海外居住経験を持つ様々な専門家が「日本語や日本文化を継承し 国境を跨いで活動する人々」を支援します。 ★ H26年度 IISTアジア研究会公開シンポジウム--- 2月10日(火)、於:東海大学校友会館(東京都千代田区)。 テーマ『変貌するアジア---アセアン統合、指導者交代を踏まえつつ』。 講師=原 洋之介(政策研究大学院大学アカデミックフェロー)、佐藤 百合(アジア経済研究所 地域研究センター)ほか。 ※ ASEAN10ヶ国の統合が いよいよ具体的な局面を迎え、各国で政権担当者の交代も進んでいます。 ★ 第19回 市民政治研究会--- 2月14日(土)、於:林野会館(東京都文京区)。 映画 『日本と原発』上映と 講演:河合博之(脱原発弁護団全国連絡会代表/映画監督)、討論会。 ※ 福島原発事故の真相を始め 私たちの生活とエネルギーを考える好い機会です。 ★ 第9回体験型科学教育フォーラム/第3回リアルサイエンス研究大会--- 2月15日(日)、於:中央大学附属中・高校(東京都小金井市)。 テーマ:「アクティブ・ラーニング」。 ※ 文科省が提案する課題解決型の能動的学修を具体的・実践的に体得する試みです。 ★ 河合塾MEPLO 新中1保護者向け講演会--- 2月15日(日)、於:MEPLO渋谷教室(東京都渋谷区)。 演題:『新中1より大学入試制度導入決定!--- これから身につけるべき応用知と自己決定力について』 =森上 展安(森上教育研究所 代表)。 ※ 6年後を見据えた"学習の考え方"を易しく解説してもらえます。21日(土)は横浜教室(要 予約 Tel.045-316-6581)でも。 ★ 第48回グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 2月17日(火)、於:波多野ファミリスクール(東京都豊島区)。 テーマ 『グローバル社会で生き抜く人材の育成』=松田 豊弘(三菱商事(株)アジアHRDオフィス室長)。 ※ グローバル人材育成の最先端に立って見えてくる"学校教育のあり方"や日本のグローバル化の現状・可能性などを じっくり伺います。 ★ アジアITビジネス研究会--- 2月25日(水)、於:東京都南部労政会館(東京都品川区)。 テーマ:「中国市場で日本の商品を“高く売る”ためのマーケティング戦略」。 ★ 中教研 教育シンポジウム in 東京 2015 (第19回)--- 2月28日(土)、於:清泉女子大学(東京都品川区)。 テーマ: 「学校の力・教師の力--- 学力の多極化、教育ニーズの多様化を超えて」。 ※ 学力の底上げ、能力開発、学ぶ喜びや達成感の獲得、これからの社会に求められる資質や能力の育成 などの問題に多角的にアプローチ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ フランス料理の「オテルdeキタオカ」(池袋) が閉店しました。 本格ビストロの老舗が また一つ消えて、寂しい限りです。 幼児同伴が許される 貴重なお店でしたし、長女は結婚披露宴もやらせてもらったのですけど…。 ◆ 永年 私たちに最新の英語教材を紹介してくださっていた 鈴木亮一さんが、昨年亡くなりました。 2月8日(日)、オクスフォード大学出版をはじめ出版各社、外国語保持教室などの関係者が集まり、「亮一さんを偲ぶ会」が開かれます。 ◆ 1月末の上海で、見事な梅の花に出会いました。 その気品・香りや気迫に接すると、さすが国花だなぁと理解できます。 もうすぐ春ですね。アメリカでは 早くも 「はしか(麻疹、measles)」が流行の兆し… 免疫が切れた大人こそ 要注意です。 ◆「春節(旧正月)」は2月19日。中国政府は18日〜24日を公的休暇とし、28日と3月1日を"振替出勤日"と発表しています。 その期間、慣れない外国人には不便ですし、まるで 内乱が起こったかのような花火の爆音にも うんざりします。 ◆ 高校時代の友人が、自宅(東京都町田市) のベランダから 「カノープス」を撮影した写真を送ってくれました。 「お前より長生きするぞ」と言っているに等しく、私は寂しい思いをしないで済む! と安堵しました。 ◆ 2月15日から、東京の文芸坐(池袋)で 「追悼 高倉健 第二部・東映編」 が始まりました。 60歳代の人が 「われらが健さん」 と呼ぶ感覚は、若手には理解され難いのでしょうが、私たちは人間の "矜持"というものを教えてもらったのです。 さらば 健さん! ================================================================================================== |
【2015-1月】 明けまして おめでとうございます。 本年も よろしくお願いいたします。 ◎ 羊年ですね 中国では「羊」は群れをなすことから 「家族の安泰、平穏な暮らし」を招く、めでたい・縁起好い徴しとされ、"示"偏を付けて 「神の下す善・幸い」ともされます。 ヒンズー教の豊穣神ラクシュミー(Laxumi)は 「吉祥(ji2xiang)」と訳されますが、お祝い言葉の代表でもあります。 羊は人類の最も身近な家畜ですので、大事な契約や儀式の際、神への捧げもの(生贄)とされ、屠殺の際の血は“清め”や“呪い・誓い”の道具として用いられてきました。 しかし、わが国では天武天皇が「肉食禁止の詔」(676年)で 牛・馬・犬・鶏・猿を4月から9月の農耕期に食べることを禁じたことから、四肢動物を食べることを控える習慣が 明治初めまで続きます。 その恩恵(?)で 羊も、儀式で殺されることはなくなりました。 儒教では、羊の血・肉が必須品なのですが、わが国では野菜で代用しているのを知ると、中国や韓国の人たちは驚き、「あれは儒教ではない」と批判もされます。 なお、十二支は、木星が天球上を約12年で一周することから、12年周期の暦の起源となったそうです。 これを庶民にも解り易くするために、「十二生肖(=動物)」を当てたことを示す 秦代の竹簡が 1975年に発見されました。 ただし、それには 「午は鹿である。未は馬である」と書かれていて、今の十二生肖に定まったのは 後漢の時代のようです。 ◎ ボクシング デー(Boxing Day) 暮れのクリスマスの翌日(12/26)です。スポーツの“Boxing”ではなくて、キリスト教会が貧しい人たちのために寄付を募ったプレゼントの箱(box)を開ける日の意味ですが、クリスマス前からずっと働き詰めだった使用人や御者、郵便配達員などに休暇と箱(プレゼント)を与えるのが、欧州キリスト教の習慣となっています。 どういうわけか、街ではバーゲンセールも行われ、それこそ“Boxing”の興業もあります。 わが国では、格闘技の「K1」が年末の恒例となっていましたが、最近、大晦日に“Boxing”のタイトルマッチが行われるようにもなったようです。 日本人が何人も世界チャンピオンになっていることを知り、驚いています。 競技団体がいくつもあることが原因と思われますが、世界に通用するレベルにあるのなら、頼もしい限りです。 メデタシ メデタシ。 ◎ 1月の「January」は「ヤヌスに捧げられた月」 ヤヌス(Janus)は古代ローマの神で、ギリシア神話には出てきません。 王政ローマ第2代王 ヌマ・ポンピリウス(〜BC.673年)は、当時は盗賊同然で好戦的だったローマ人に、ヤヌスへの信仰を通して平和を維持することを学ばせようと、ヤヌス神殿を建立します。 治世43年間で一度も戦争をさせず、内政と学芸の振興に努めますが、残念ながらヌマ王の死後、ローマは蓄えた国力を基に 対外侵略を再開します。 1988年の暮れ、昭和天皇の崩御が近いことを知った各国の首脳は、“(戦後)43年問題”を想起します。 とりわけ中国と韓国は「歴史に学べ!」のキャンペーンを張り、私たちは こんな古代史まで引き合いに出されても… と面食らいました。 1995年に「村山談話」を発表し、1998年に来日した江沢民主席に対して村山談話を再確認させられるのも、「ヤヌスの扉を開かない」(戦争はしない)ことの証を求められたからです。 ヌマ王は戦争を回避するため宣戦布告の権限を祭祀職のみに限り、対立相手との交渉に当たらせましたが、私たちも、新しい年を迎えるたびに 「平和のために自分は何ができるか」を考える機会としたいものです。 「獅子舞の目こそ哀しき平和かな」(辻井 喬) ◎ 社会人のための留学セミナー 国内の各大学が いくら留学プログラムを整備し 奨励しても、希望者が集まらないという風潮には、悩んでしまいます。 「海外なんて何時でも行ける」という感覚もあるようですが、就職活動を始めてみて、あるいは社会人になってみて 「行っておけばよかった」と痛感することは明白なのです。 そうした社会人あるいは “リベンジ組”のために、留学ジャーナルでは「特別セミナー」を開いています。 今年は東京(1/14,1/17)・大阪(1/31)・名古屋(1/31)のカウンセリング・センターで開かれ、大学の支援がなくても 留学準備ができるよう導いてもらえます。 なお、現役の学生向けの認定留学セミナーもありますので、今春入学予定の学生には 早めに勧めておきたいと思います。 ◎ 1月23日は「アーモンドの日」 アーモンドの実の中には、“目の形”をした種子があります。 しかし、「細長い 両端のとがった楕円形の目(almond eye)」は 蒙古人種 (Mongoloid) の特徴とされていまして、白人(Caucasoid)・黒人(Negroid)には エキゾチックに映る反面、時には “からかい(⇒差別)”を受ける原因にもなります。 「蒙古襞」(目頭の皮下脂肪が厚い)を嫌う方も多いのですが、寒さから涙丘を守る機能やしわの発生を抑える効果(年齢よりも若く見える)もあるのです。 ヘブライ語で「見張る・目覚める」は「シャカッ」といい、アーモンドを「シャケド」と呼ぶそうです。 旧約聖書(ユダヤ教の経典)では神聖視されて 何か所も登場します。 神の祝福(約束・承認・奇跡・贈り物 etc.)・目覚め(復活・再生)、あるいは 神の視線 などの象徴なのです。 おそらく お釈迦さんのご先祖も無縁ではないと思われます。 仏画に描かれる「慈悲の目」も、アーモンドの形です。 なお、「苦扁桃(bitter-almond)」という品種もあります。 これは 青酸化合物が多く含まれるため、大量に摂取すると有毒。 アメリカなど種子の市販を禁じている国もありますが、咳・痙攣を鎮める薬として、また 飲料・菓子・化粧品等の香料や色素、精油としても珍重されます。 ◎ 受験シーズンに突入 大学入試センター試験が 1月17日(土),18日(日) に終わり、公立高校の推薦入試も山場を越えました。 帰国生特別枠の選抜は、昨年中に大半が終わっていますが、東京・神奈川の私立学校は 2月1日が中学校入試、10日が高校入試の解禁日。 大学の一般入試も 2月中旬に行われます。 いよいよ受験シーズンの大詰めですね。 受験生諸君が 試験当日を健康で迎えられるよう祈ります。 ◎ 2月のグローバル化社会の教育研究会(EGS) 第48回研究会は、2月17日(火)、波多野ファミリスクール(東京都豊島区)で開かれます。 話題提供は 三菱商事(株)の松田豊弘さん(アジアHRDオフィス室長)に 『グローバル社会で生き抜く人材の育成』のテーマでお願いし、それを基に話し合います。 豊田さんは 家族帯同で香港駐在のご経験もあり、現在はシンガポールで日本企業とアジア外資系企業とを結ぶ 人材育成に携わっておられます。 保護者や企業の立場から 海外子女・帰国子女教育について、切実な問題意識をお持ちです。 ご持論の「共に成長するための語学・知恵・知識」についても、じっくり お話しを伺いたいものです。 ◎1月の諸行事――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ H25年度 IIDT・中央ユーラシア調査会公開シンポジウム--- 1月14日(水)、於:東海大学校友会館(東京都千代田区)。 テーマ 『中央アジア・コーカサスとウクライナ危機』=袴田茂樹(新潟県立大学 教授)、松里公孝(東京大学 教授)、柳沢香枝(国際協力機構 理事)ほか。 ※ ウクライナ危機は中露・日露関係にも影響大です。詳しくは 貿易研修センターの富所さんまで。 ★ 大学センター試験--- 17日(土)・18日(日)。 ★ 「アジアビジネスに取り組む注意点と実践スキル」セミナー--- 1月21日(水)・28日(水)、於:ひたちなかテクノセンター(茨城県ひたちなか市)。 テーマ=[21日]「価値観の違いを知り信頼できる開発パートナーを探す」、[28日]「仕事観の違いを知りコミュニケーションスキルを学ぶ」=吉村章さん(ASIA-NET代表)。 ※ 中国人の仕事観やマナーの違い、禁止事項/フレーズなどを 実践演習で学びます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 正月は、次女の勤務地である新潟に行って 「雪見見物」の積りでしたが、晴れ男が二人もいるため、新潟市内だけ 小雨か快晴に。 雪ダルマやカマクラを楽しみに付いてきた6歳の孫も ガッカリです。 近々 廃止になる“MAXとき”に乗ったことは 喜んでくれましたけど……。 Selamat Tahun Baru! 恭喜発財! A Happy New Year! ◆ 若い人には是非、歴史に学んで欲しいです。 とくにグローバルな仕事をしようとするなら、必須です。 毎年「成人の日」を迎える度に、祈るような気でいます。 ◆ セラ神父らによる 「カリフォルニア・ミッション」(1769年〜)は、キリスト教伝道の負の歴史です。 その象徴がアーモンドでして、「アーモンドの日」が社会的に容認されるのは、2008年以降になります。 ◆ 上海の中等教育学校が、日本留学コース(日本語で授業をします)の理科(特に物理)教員と 日本語教員を 急いで募集しています。 ご興味のある方は、当方まで至急ご連絡ください。 ◆上海日本人学校は、1月24日から 公寓バスでの通学ができなくなりました。 かねてから心配はしていましたが、3月一杯は各保護者の責任で送迎となるようです。 学校当局からの情報に 注目しています。 ================================================================================================== |
2014年12月以前のニュースは サイトから削除しました。
※ ニュースのオリジナル版は、日本人学校・補習授業校にも
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