◆脅　迫

　◆事故の電話相談
損害保険では事故が起きると受付表というものに情報を記入します。今はオペレーターがパソコンに直接入力するようです。ペーパーの情報量は限られていますが、当事者と話していると、その裏に隠れているさまざまな人間のドラマを垣間見ることが出来るのです。「事実は小説より奇なり」は本当のことです。三文小説のネタになりそうな事故や事件がゴロゴロしています。

　世の中には実にいろいろな人が居ります。電話口で礼儀正しく冷静な人、最初から一方的に怒鳴りまくる人、コトバ尻を捕らえて絡む人、聞く耳持たない人、脅す人、泣き出す人、謝る人などなど。
こう云うピンチのときにその人の本性が現れます。
「ヤブにらみのリポート」で、表現が不適切だと思われる部分があり、誤解を招くかも知れませんがが、事実に基づく率直な感想ですのでご容赦願います。なお、前半は自動車事故に限定した話になっております。

　◆経験した出来事
掲載目次の「脅迫」以下は現役時代の体験談で、自動車に限らずいろいろな事故対応について取り上げています。脅しにあった話が多いのですが、いずれも作り話ではなく、当時の個人的なメモや名刺などの資料を基にしています。ただ記憶に頼っている部分もありますので正確性については保証の限りではありません。