子女教育ニュース

      担当: 国際教育相談員 小山 和智
海外人事や教育関係の実務担当者の皆様に配信しているニュースの一部を、
一般の皆様にも公開します。 教育相談などについては 「教育相談から」を。
2016年 4月 3月 2月 1月。2015年 9月〜12月5月〜8月1月〜4月

 2016年5月以降のニュースは こちら

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【2016-4月】

新年度ですね。
  新年度を迎えると、学校現場はガラリと空気が変わります。 それは桜の花が 一気に咲いて散っていくような 鮮やかさです。 しかし、この “リセット” の空気転換が、まるで「またやり直し」というような錯覚になり易いことには、注意が必要です。 それは、「国際化」や「平和」について学んだり考えたりする際にもいえます。 わが国で「国際化」が教育の課題として取り上げられる際、「各国が自国文化の発展に努力する一方で、相互にその伝統文化を尊重し合うことができれば、自ずと世界は平和になる」という思い込みが、暗黙の前提となっているようです。 ところが、現実には、地勢学的な条件と、歴史的な経緯により多民族・多宗教が複雑に入り乱れている中を、辛抱強く利害調整を積み重ねながら、それぞれの受忍限度内に状況を到達させる営みなくして、戦争・紛争の勃発を避けることはできません。 相手の現実に目を向け、想像力を豊かにして接することが、グローバルな社会で互いに生き残っていくために不可欠なのです。
  過去70年間の現実の教育活動で、教師が“正解”とするものを暗記していかないと 良い成績を付けてもらえない状況が 日常化してしまったため、「“見ざる・聞かざる・言わざる”こそ、身の安全を守る基本」と考える “平和ボケ” が蔓延しました。 さらには、自分が勝手に定めた “領域” に誰かが“侵入”してくることを極端に嫌い、すぐ逆上して過剰防衛してしまう輩も横行するようになりました。 イヤホンを着け、スマホを弄りながら公道を歩く若者には、グローバルな世界で “居場所” を見つけることができません。
  桜の花は 決して “リセット” ではなく、年度の初めに当たっての 自らの矜持を確認し、肝に銘じ直す機会にしたいものです。

第54回グローバル化社会の教育研究会(EGS)の開催
  4月22日(金)、聖学院中学校高等学校(東京都北区)で行われます。 話題提供は、海外子女教育振興財団の滝沢 州理事にお願いしました。 世界各地に日本人学校を次々に創らなくてはならなかった時代から、多種多様な教育ニーズに応えなくてはならない今日まで、40年間で海外子女教育・帰国子女教育を取り巻く状況は大きく変化しています。
  「予算もノウハウもなく現実を切り拓いていって、何とか目途が立つころになって やっと “制度” が追いついてくる というパターンの連続」を現場で支えて来られたからこそ語れるお話しを、じっくりと伺います。 また、これからの海外子女教育がどこに向おうとしているのか、話し合いたいと思います。

新年度オリエンテーションが真っ盛り
  今、南米ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカのスピーチ集が、生徒たちの間で人気です。 2012年にリオデジャネイロで開かれた「持続可能な開発会議 (Rio +20)」でのスピーチは、「最も衝撃的なスピーチ」として 世界各国で一大センセーションを巻き起こしました。 わが国では、わずかに 『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社2014)などが出版されたり、WEB上で散見されたりすることはあったのですけど、今頃になって若者の心を捕えるのは 何故でしょうか?
  「消費主義を捨て、生活スタイルを変えよう」というホセ・ムヒカの哲学や行動指針に普遍性があることはもちろんですが、若者たちが 現在の社会の閉塞感や将来への不安にどう立ち向かえばよいのかを、真剣に悩んでいるからかもしれません。 「足ることを知る」「もったいない」 といった “庶民の知恵” を知っているはずの私たちが、大量消費の商業主義に追いまくられて、それを忘れています。 脱原発政策に足を踏み出せない臆病さの原因も同じです。

海外で死亡する日本人の実態
  外務省の統計(2013年)によれば、海外で死亡した日本人601名の内、病死は422名(74%)、自殺62名(11%)、レジャー・スポーツ事故死44名(8%)、交通事故死29名(5%) だそうです。 約4分の3を占めている 「病死」のほとんどは、心筋梗塞と脳卒中とのこと。 マラリアやコレラ、チフス、あるいは狂犬病といった 「感染症」 で亡くなったケースは1件もありません。
  一般に、海外赴任者とその家族には 「保険に加入し、たくさんの予防接種をすること」が基本とされますが、それだけでは十分ではないのです。 朝食時に家族同士で健康をチェックし、その日の行動予定の共有をすること、日頃から規則正しい生活習慣食事適度な運動と十分な休養に努める(体力をつけておく)こと、心筋梗塞や脳卒中、大量出血などを想定した緊急医療への対策をとっておくこと、なども重要です。
  また、余計な予防接種は、却って出国前の体力を落し、病気になる危険が増すことにも(とくに子どもは)注意が必要です。 本当に必要なのかWHO(世界保健機関)のWEBサイト等で調べないと、高額なものを勧められるままに摂取することになります。 「○○で激しい胸痛を訴えると、(日系保険会社の指示で)まず市南部の日系人クリニックに行かされ、重篤と診断されたら、1〜2時間かけて市北部のERに運ばれる」といった話も、よく耳にします。 海外での病死のほとんどが 「手遅れが理由」というデータを目の前にすると、ここにも 商業主義に惑わされた “知恵のなさ” を感じます。

高橋一也さんが “教育界のノーベル賞”候補に
  今年の3月、「グローバル教師賞 (Global Teacher Prize)」が パレスチナのハナン・アルフラウブさんに授与されたニュースは、日本では 注目されませんでした。 この賞は、英国のバーキー財団(Varkey Foundation) が運営するもので、世界中から素晴らしい教育実践を行っている教師が選ばれます。 今回特筆すべきは、148カ国 約8千名の教師の中から厳正な選考を経て最終選考に残ったトップ10名の一人に、日本から初めて高橋一也さん(工学院大学附属中学・高校)が残ったことです。 惜しくも “世界一” の受賞は逸したものの、大変な名誉です。
  高橋さんが 聖学院中学・高校 (東京都北区)にいらした頃、思考力の向上のためにレゴブロックを活用する授業を、私も見せてもらったことがあります。 さまざまな考えを持つ者同士が知恵を出し合い、協力し合って課題に取り組む授業、そして何より、生徒がチームワークの大切さ・効果を体感させられることに、感激しました。 あれから 益々磨きがかかっていることでしょう。

第54回グローバル化社会の教育研究会(EGS)を開催(2)
  今日のわが国の繁栄の基盤として 「国民教育」 があり、そのベースに 寺子屋の普及に支えられた識字率の高さがあったことを指摘した上で、海外の日本人学校も 「海外にある特色を活かし、国内では実践できない学習・現地理解教育・現地語教育・交流学習に力を注ぎ、国内では得られない資質を養う」、つまり日本の弱点である異文化理解やコミュニケーション能力、表現力、プレゼンテーション能力等の向上を意識して運営して欲しいということでした。 また、香港日本人学校でのイマージョン教育の新たな展開や、補習授業校の“永住”タイプの邦人子女に対する支援需要の高まりついても 紹介されました。
  これを受けて自由協議を行い、日本人学校に幼稚園や高校段階まで整備すべきこと、“日本人子女に限る”という国籍条項を撤廃すべき旨を各校関係者に徹底していくこと、などの具体的な提案・要望が出されました。 ともあれ、「海外子女教育は 義務教育段階に限る」という “桎梏” を取り払うべき時期を迎えていることを、改めて実感します。

4月の諸行事―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第15回 日本旅行医学会大会--- 4月16日(土)・17(日)、於:国立オリンピック記念青少年センター カルチャー棟ほか(東京都渋谷区)。 テーマ:「感染症の旅行医学 PartII」。【大会長講演】「ウイルス性肝炎の旅行医学」=横須賀 收(千葉大学大学院医学研究院 教授)ほか
※ 公開講座の「ジカ熱について」(国立感染症研究所の高崎智彦先生)は、リオ・オリンピック関係者には 必見。
第54回グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 4月22日(金)、於:聖学院中学校高等学校 (東京都北区)。 テーマ:『 海外子女教育 --- その歩みと今後 --- 支援業務からの一視点 』=滝沢 州 (海外子女教育振興財団 業務執行理事)
※ 過去40年の海外子女教育を振り返ると共に、これから どこに向おうとしているのかを話し合います。
発達支援サークル で・こぼ 学習会--- 4月23日(土)、於:東久留米 第三小学校(東京都東久留米市)。 テーマ:「教室の気になるあの子のためのイロハ」=柳下 記子(特別支援教育士、心理検査士)
※ 様々な年齢層にコミュニケーション技術を指導される柳下先生が「教室は失敗から学ぶ場」の実際を手解き。
ASIA-NET主催 Computexセミナー--- 4月28日(木)、於:東京都南部労政会館(東京都品川区)。 テーマ:『Computex2016 注目の出展製品/IOTトレンド』。
※ IOT分野の注目製品、出展企業の事前情報など 今年の Computexの見どころを先取り。
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◆ かつて順心広尾学園に英語補習校がありましたが、その最年少グループが、高校を卒業しました。 上海高等部の完成年度の1年生(3期生)も、この春、高校を卒業しました。 直接関わった子ども達が立派に育ってくれたようで、やっと肩の荷を下ろせる気がします。

◆ 上海高等部といえば3月末、2期生たちのクラス会がありました。 首都圏の大学に通う者がほとんどでしたが、それぞれ若いエネルギーを全開にして頑張っているようで、私も元気をもらいました。 まだ皆、未成年ですので、ノンアルコールでしたけど…。

◆ 世界各地の日本人学校・補習授業校等に赴任される先生方、よろしくお願いいたします。 Selamat jalan! (道中お気を付けて)

◆ ホセ・ムヒカの 「貧乏とは、無限の欲があり、いくらあっても満足しないこと」の指摘は、私たちの胸に刺さります。 彼はF・ザビエルと同じバスク民族の血を引きますが、クリスチャンではありません。

◆ 毎年ブリュッセルで開かれる緊急医療学会で、「なぜ日本人は手遅れになってから ER(救急病棟)に来るのか?」という質問が よく出るそうです。 日本代表の篠塚先生は 耐えきれず 「最近、DNA解析が大きく進歩してわかったことだが、“海外に一歩出ると三流病院に行く” という遺伝子が 全ての日本人に組み込まれていることが発見された」と冗談交じりに説明するしかないと 述懐されています。

◆ 新年度オリエンテーションは、知識だけでなく“知恵”の大切さも気付かせることが大事です。 とくに心身の健康についての指導を、よろしくお願いします。

◆ 2月の第53回EGS研究会で話題提供してくださった山瀬加奈さんから、小松サマースクールの案内が届きました(7/28から開催)。 帰国生たちが海外の大学生と共に、日本の高校生のためのサマースクールの企画運営に取り組んでいます。 ご支援をお願いします。

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【2016-3月】

3月に入り、梅や李の花が満開です。
  桃や木蓮も もうすぐ咲きます。 「花柳一園春」といえば、紅花や緑柳などが 目に鮮やかで美しい春の風景を詠い上げる表現です。 「柳緑花紅」は、人の手が加えられていない 天地自然のあるがままの姿、さらには「物事には自然の理りがあり、それぞれが固有の性質をもつ」ことを差します。 禅宗における “悟り”の心境を表わし、まさに “人間賛歌”の用語です。 唐の玄宗皇帝(8世紀)は 音楽や舞踏を愛した人で、宮殿の “梨を植えた庭” で自ら舞楽を教えていたそうです。 生徒は学士の子弟ばかり 3百名、立派な “王立学院”でした。 直に指導を受けた人を “梨園の弟子” と呼んだことから、舞楽の世界を 「梨園」と呼ぶ慣わしになったといわれます。 わが国では何故か、歌舞伎界だけを指すようになっていますけど…。
  「柳緑花紅」にせよ 「梨園」にせよ、若者の個性を認め受容し、伸ばせるところを伸ばしていくことが大事です。 “伝統芸”も 最初は “前衛”だったわけです。 教えるべき基礎・基本と、生徒の潜在力を引き出し鍛えることとのバランスこそが 教育の王道でしょうし、生徒が “化ける”瞬間に立ち会えたら、これに勝る喜びはありません。
  卒業していく一人ひとりを眺めながら 感慨に浸れるのも、そんな日々の積み重ねがあってこそです。

第53回グローバル化社会の教育研究会(EGS)を開催
  2月19日(金)、聖学院中学・高等学校 (東京都北区)で開かれ、NPO法人NEWVERY事務局の山瀬加奈さんから、今の学生たちを取り巻く環境や内面の現状についてお話しを伺いました。 1991年生れといえば「ゆとり教育世代」の少し前、土曜日も 隔週で授業を受けていたそうです。 渡米すれば 土曜は補習校に通いますから、当然 “週6日制”… 帰国受験に備えて GPA(評定平均値)を上げること、小論文の練習、TOEFL・SATなど統一試験の受験、IB授業の履修などで 忙しかったものの、この時期の友達との “謎のチームワーク” が、ネットワークつくりのベースなのかもしれないとのことです。
  渡米してよかったのは、教育とテクノロジー(ICT)との融合が進んでいたことと、“友達”に対する価値観や考え方が変わったことだそうです。 「自分と違うこと」を前提に仲良くしてくれる、各々が自分の好きなことに没頭しながら 一緒にいられる友達に囲まれていること、また、身近かにインパクトを与えてくれる先輩・親・教師などに恵まれていたことも 良い経験だったそうです。
  従来の “学生団体” は、いわばピラミッド型(官僚型)組織で、拘束力・命令権が強い反面、活動も“学業の片手間・趣味”の色彩が強かったのに対し、最近の RTNHLABでは「リーダーの命令権が弱く、自律した意思決定を行うメンバーが相互に作用し合う組織」となっています。 山瀬さんはこれを 「自律型組織を核とする組織経営」と捉え、「学業を本業とする、様々なスキルを持つ学生が 自分の強み・特技を活かして団体に貢献している」と説明してくれました。 「2枚目の名刺(肩書)がある」「副業・兼業で社会貢献をする」「フリーランスで、自分の特技を活かし いろいろな仕事を受け持つ」といった感覚を 当然とする若者たちが、様々な働き方(在宅勤務、ノマドワーカー、育休制度etc.)を しなやかに 逞しく こなしていく時代が、もう目の前に来ているようです。

卒業式・修了式のシーズンです
  わが国では昨今、卒業証書や修了証書は「習得・履修 (learning)」を証明するもので、「修得 (acquisition)」を意味しないことは、意外と知られていません。 「習得・履修」とは、知識や技能を一定の期間学ぶこと(到達レベルを問わない)で、一般に「訓練・研修 (training)」も この概念に含まれます。 他方、「修得」は、ある科目について学習の成果が認められること(社会が満足できるレベルまで獲得できていること)です。 したがって、上級学校や就職先からは “修得の状況を明記したもの”の提出が要求されますし、何か特別な職業に就くためには「免許(licence, lesen)」が必要にもなるわけです。
  アメリカ標準では、「習得・履修」を証明する「証明書(Certificate)」と、「修得」を証明する「認定証明書(Diploma)」とを 区別しているようです。 「学位 (degree)」も“修得”を前提とした称号です。 欧州標準では、「認定証明書 (Diploma)」が日本の「免許皆伝」に近く (親方が判断する) 、卒業と同時に “学位試験”が義務付けられます。
  わが国で「習得・履修」と「修得」とを区別することは、1992年の学習指導要領の改訂の際に議論となり、“国際標準”(実際には アメリカ流)に準じる形で採択されました。 その背景には、高等学校における中途退学者が多く、修得を義務付けると 更に増えてしまうことへの懸念…、また、少子化が進行する中、上級学校への “修得の先送り” や予備校・専門学校等との “ダブルスクール化”を促進することで、教育産業の振興を図る意図等も 交錯していました。 結果は どうだったでしょうか?

「海外・帰国子女教育に関するアンケート」調査の結果公表
  日本在外企業協会(JOEA)が昨年行った「海外・帰国子女教育に関するアンケート」調査の結果が、2月末に発表されました。 会員企業を対象に1999年から隔年で行っているものです。
  今回、「帰国子女の積極的な採用を希望する」と回答した企業の割合が25%(2011年 16%)となり、大きく増えています。 「どちらでもない」と回答した企業で 最多の理由は、「(帰国子女に拘わらず) 人物本位や能力重視で優秀な人材を採用したい/特別扱いはしない」といったもの。 既に海外展開をしており、元帰国生も社内で区別なく活躍している会社が多いわけですが、事業の軸足が 未だ国内中心で 海外要員確保が急務ではない会社もあるようです。
  「海外における子女教育に関する問題点」では、日本人学校、補習授業校、現地校、インター校 それぞれについて 企業の本音が寄せられています。 個々へのコメントは差し控えますが、要は「選択肢や (いざという時の) 救済策を 増やして欲しい」 ということのようです。 「日本人学校があっても、入学するのは3分の1以下」という都市も かなりあり、日本人学校の競争力が ますます問われます。

3月の諸行事―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ALCE 言語文化教育研究学会 年次大会--- 3月12日(土)・13日(日)、於:武蔵野美術大学(東京都小平市)。 [フォーラム] 「多文化共生社会におけるキャリア形成のありかた」、[シンポジウム] 「「多文化共生」と多様性――教育に何ができるのか」ほか。
※ 多様な文化的背景をもつ私たちが「共に生きる社会」を どのように志向できるのかを考えます。
第4回 JACTFL 外国語教育シンポジウム--- 3月13日(日)、於:上智大学 四谷キャンパス(東京都千代田区)。 [基調講演] 「日本における複数外国語教育の進展--- その理念と実践」=森住 衛(関西外国語大学)、 [報 告] 「東京都における多言語学習ついての報告」、[分科会] 「外国語教育の多様化実現に向けて」。 ※ 多様な外国語教育の価値を発見する 実務者のシンポジウムです。
獲得型教育研究会 2016年春のセミナー--- 3月26日(土)、於:日本大学文理学部 百周年記念館(東京都世田谷区)。 テーマ 「アクティブ・ラーニングと教育プレゼンテーション」。
※ 自立的学習者の育成を目指す獲得研の 10回目のセミナー。獲得研が4年がかりで開発した教育プレゼンテーションの30の技法を大公開。
TJF レクチャー&ワークショップ--- 3月27日(日)、於:お茶の水女子大学 共通講義棟3号館(東京都文京区)。テーマ 「情報活用型プロジェクト学習」=稲垣 忠(東北学院大学 教授<教育工学>)
※ 稲垣先生は、全国各地の小中高校の現場に密度濃く関わりながら支援されています。
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◆ 「昔、長安に在って花柳に酔い…」の “花柳” は、芸者や遊女のいる 遊里の意味。 「汝 五尺の身を売りて 一切衆生煩悩を済度す。柳は緑、花は紅のいろいろ歌、池の面に夜な夜な月は通へども、影も宿さず 水も濁さず」 は一休禅師の “悟り”… 古典落語は、それを理解した庶民の教養の高さを見せつけます。

◆ 「遅くとも2013年までには、国会議員数を半減させます」を公約に掲げて 衆議院の過半数を獲得した現政権は、「次の国勢調査(2020年)の数値に基づき検討します」と “説明”し始めました。 まともな人間の感覚では、これを 「大嘘つき」 といいます。 どこまで次世代の財産を食い潰せば 気が済むのでしょうか?

◆ インフルエンザが、まだ流行っているようですが、こちらは 高齢者には死の病。 ところが、先月末 わが国にも、ジカ熱の患者が発生しました。 妊婦が感染すると 「小頭症」の子どもが生まれるリスクが高いといわれ、昨年のデング熱以上に 恐怖を覚えます。

◆ 日外協のアンケートは、『月刊グローバル経営』3月号でも紹介されています。 海外留学する若者が 10年間で4分の1以下に減少した反面、海外に帯同される子どもは増加の一途ですので、グローバル人材育成のためにも 海外子女・帰国子女教育に 何らかの手を打たなければ、国力の衰退は 目に見えています。

◆ 三菱電機の『教育相談室だより』3月号の巻頭言に、原稿を書かせていただきました。 過去40年間の海外子女教育・帰国子女教育の大きな流れを思い返したものです。

◆ 『月刊 海外子女教育』3月号には 松本輝彦先生の「アメリカの現地校で学ぶ“伝える力”」が載っています。 これまで講演等で人気のあった内容が 一括して解り易く解説されており、“保存版”です。

◆ 世界各地から帰任される先生方、本当にお疲れ様でした。 道中お気を付けてお帰りくださいますよう。

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【2016-2月】

今年は2月1日が「竃神」の日
  今年は 2月8日が 「春節 (旧正月, Chinese New Year)」で、その一週間前が 「竃神(Zao4shen2)」の日--- 道教では 各々の神様の誕生日にお寺に参り、祈りを捧げるのですが、 この台所の神様(誕生日は8/3)だけは、旧暦12月24日に 皆、家庭で熱心にお祈りしているようです。 古くは「祝融神」ともいわれ、一家の平安を守る火の神でした。 多くの人に畏怖されるのは、旧暦の年末、その家の家族の一年間の行状を 天界の玉皇大帝に報告する日だと信じられているからです。 人々は(とくに家庭の主婦は) 家を隅々まで掃除し、竃神にお供えをして 「報告に手心を加えて欲しい」と祈願します。
  どんなに 身勝手で 直ぐに口答えするような部下や生徒でも、この時期だけは 素直で、指導・説教に謙虚に耳を傾けますから、人事・労務・教育の指導面では(そして面接試験にも)絶好の機会なのです。 因みに、かつて 日本で盛んだった 「庚申待ち(見ざる、聞かざる、言わざる)三尸(さんし)は、人間の体内にいるとされています。 徹夜で 「神様への報告に手心を加えて欲しい」と祈っていた素朴さを、懐かしく感じます。

第53回グローバル化社会の教育研究会(EGS)の開催
  2月19日(金)、聖学院中学・高校 (東京都北区) で行われます。 テーマは 『学生たちによるグローバルなネットワークづくり』。 NPO法人NEWVERY事務局の山瀬加奈さんが話題提供者です。 今世紀に入り、「ネットワーク型組織」とか 「プラットフォーム」といった企業・団体活動のあり方が 注目されるようになりました。 「CEO」というような聞き慣れない役職も現れるなど、職場の編成の仕方にも新しい流れが生まれてきているようです。 今の学生や若者が将来、社会の中堅を担うようになる頃、どんな職場環境になっているかを見据えることは、職業観教育の面からも避けては通れません。
  昨年暮れに行われた 「HLAB2015 年次総会」のシンポジウムで、慶応義塾高校 前校長の駒村圭吾先生(慶応大学法学部教授)が、「こういう活動が出てきたのは、既存の大学が 時代の要請に応えていないという証しでもある」と仰っていました。 昨年秋まで HLABの事務局長を勤められた山瀬さんから、今の学生たちを取り巻く環境や、彼らが何を拠り所にして努力しているのか等について お話しを伺える貴重な機会です。

恭喜発財! 魚と肉断ち
  2月19日から 「魚座(Pisces)」 に入ります。 ギリシャ神話では、散歩中の女神アフロディテ(ヴィーナス)と 息子で従者のエロスとが 怪物テュポンに出くわして、魚に姿を変えて逃げ出す話が 由来とされます。 魚はギリシア語で 「イクテュス(ichthys, ichtus)」 ですが、キリスト教がギリシアに伝来し、聖書を編纂する際に 「イエス(I)-キリスト(X)-神の(θ)-子(Y)-救い主(Σ)」の頭文字に当たることから、信仰の象徴となりました。 新約聖書で 魚や漁師に因む逸話が多いのは、このためです。
  ラテン諸国で、今年の 「肉料理の火曜日 (Mardi gras=Carnival)」は、2月9日でした。 英国では「懺悔の火曜日 (Shrove Tuesday)」と呼び、パンケーキを食べる程度の質素な行事ですが、いずれのキリスト教徒も翌日の 「灰の水曜日 (Ash Wdnesday)」 から始まる 四旬節(受難節, LENT)、つまり「復活祭(Easter)までの 日曜を除く40日間」 イエスの受難を偲び、「肉断ち (carne vale)」と謹慎の精進を続けます。 “肉の食べ納め”で騒いだ人たちも、復活祭を迎える準備期間として 静かな慎みの日々(斎日) を送るわけです。 戦闘も ご法度!

入試シーズンです。
  毎年2月10日から、東京・神奈川では 私立高校の一般入試が解禁となります。 また、同じ時期、私立大学の一般入試も ピークを迎えます。 暦の上では既に春でも、まだまだ寒い日が続きます。 受験生諸君が風邪などひかず、実力を出し切ってくれることを祈ります。 「体調管理も実力の内」といえば、スポーツも同じです。 中南米で 「ジカ熱 (Zika fever)」が流行しており、リオ・オリンピックの開催を危ぶむ声も出ていますけど、インフルエンザや ノロ・ウィルス、風疹等にも、予防・自己管理が必要です。 「体調を崩した」という言い訳は 聞きたくありません。

2月の諸行事―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
BCN ビジネスセミナー--- 2月 5日(金)、於:(株)BCNアカデミールーム(東京都千代田区)。 テーマ 「IoTでもNASが有効な理由とは? ---進化するNASの最新技術と新たな可能性」、基調講演 『ストレージ動向と企業におけるNAS活用』=畔上 文昭(週刊BCN編集長)ほか
※ 進化を続けるストレージの活用について 易しく解説してもらうチャンス。*18日には『タブレット端末の選び方と活用のツボ』のセミナー。
工学院大附属のリベラルアーツ研究報告--- 2月17日(水)、於:工学院大学附属中学校・高等学校(東京都八王子市)。 テーマ 『PIL・PBL型授業の公開と研究報告会』。
※「学生同士の議論を組み込んだ能動的学習授業(PIL)」「課題解決型学習(PBL)」を実践する同校の“双方向教育”を 現場で体感できます。
第53回グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 2月19日(金)、於:聖学院中学校・高等学校 (東京都北区)。 テーマ 『学生たちによる グローバルなネットワークづくり』=山瀬 加奈(NPO法人NEWVERY事務局)
※ 職場の環境や働き方に 大きな変化が生じている今、学生や若者が何を感じ、彼らが何を拠り所にして努力しているのか…。
ASIA-NET/cross pitch seminars--- 2月18日(木)、於:東京都南部労政会館(東京都品川区)。 テーマ 『「爆買い」後、彼らは どこに向かうのか?』=中島 恵(フリー ジャーナリスト)
※ テーマと同名の著書(プレジデント社)の中島氏から 取材中のエピソードや裏話を伺います。 
帰国子女教育を考える会 第72回研究例会--- 2月27日(土)、於:YMCA学院高校(大阪市天王寺区)。テーマ 『ESDと帰国生』=井上 和彦(京のアジェンダ21フォーラム 事務局長)、浜本 裕子 (YMCA学院高等学校 教員)、梁井 利恵子(「地球ママくらぶ」代表)
※「持続可能な開発のための教育(ESD)」のスペシャリストから、ESDとは何かを学び、帰国生問題との関連を共に考えます。
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◆ 「CEO(最高経営責任者)」は 「日本の商法では単なる“肩書き”で、社長とも限らない」といわれます。 「仲間(company)」を母体とする企業の概念を持たない日本人には、「ネットワーク型」や「事務総(局)長の権限」は、理解し難い代物です。 お役人さんも お困りのようです。

◆ 映画王チャプリンの逝去は1977年ですから、旧著作権法(死後 38年間保護)が適用される 『モダン・タイムス』など7作品は 昨年末で著作権が消滅しました。 しかし、『殺人狂時代』は 2017年、『ライムライト』は2022年まで 著作権が残っています (2007年8月29日 東京地裁判決)。

◆ 先月の通信で 「キリスト教が魚?」という方がいらしたので、少し丁寧に書きました。 「PS23 (旧約聖書詩篇23章のこと。"追伸"や ゲーム機・集電器ではありません)も “(pisces, poisson)” と韻を踏んでいます。 なお、“台風”の語源ともなっている テュポン(Typhon)は、最高神ゼウスと死闘を演ずる怪物で、最後は火山にされてしまいます。

◆ 旧正月の行事が 各地で行われています。 関東国際高校(東京都渋谷区)には 在京のベトナム人が集まって 「テトの祭り」 が開かれるそうです。 福建由来の 「イーサン (魚生)」や 広東料理の 「発財好市」などに似た お祝い料理もあるのでしょうか?

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【2016-1月】

明けまして おめでとうございます。
皆様にとりまして、平穏な一年であることをお祈りします。


(サル)年ですね。
  「」の字は、元は 雷の稲光を象ったもので、“電” の原形ともいわれ、“申し述べる・説明する” の意味です。 思想家の申不害(BC.4世紀)は 韓の昭侯に取り立てられ 宰相になった人ですが、「法を整備し 公平な論功行賞を行う」 ことを唱えた “法家の祖”--- つまり 「申 <shen1>」には、今日の “説明責任 (complience & accountability)” の意味もあるわけです。 中国を “人知の国” といいますが、“法治” も中国発祥の言葉です。 因みに、日本語の「法学 (law and politics)」は 明治以降の用語で、中国に逆輸入されています。 なお、中国語で 「申」 といえば、上海を指すこともあります。 戦国時代、楚の国の春申君の領地だったからです。 他方、現在の上海市西部一帯は 古来、「<Hu4。漁具の一種>」 とも呼ばれてきました。 上海登録の車のナンバープレートにも、愛称の「滬」が 簡体字で書かれています。

海外の親族について扶養控除が可能に
  今年度の税制改正で、「国外居住親族に係る扶養控除等」が認められました。 保護者が国内にいて 海外に家族が住んでいる場合、仕送り等の証拠となる書類(送金依頼書やクレジットカードの利用明細書など)を保管しておき、年末に勤務先の人事部署に提出する必要があります。 対象となるのは、2016年以降の仕送り等についてです。 海外にいる家族の扶養控除等を受けたければ、今月から 送金依頼書などは 大事に保管するようにしましょう。 詳しい手続きは 勤務先か税務署に ご相談ください。

ネット環境普及の“負”の側面に注意を
  デジタル技術や衛星技術の発達により、私たちは “政府が知られたくない情報” を得たり、それを基に 公に批判したりすることを可能にしました。 インターネットは 「新しい意味での民主主義」の守護者となり得ます。 他方で、“過激派勢力” は、インターネットを使って様々な “地域社会” に潜入し、目的を果たすことが可能となっています。 何も大国でなくても、超大国の軍事力・経済力に対抗し得る “武器” なのです。
  個人にとっても、大企業のブランド戦略や人材採用戦略などに対抗するツールとなっていますが、そのことは、自分も “仮想敵” とみなされていることを認識する必要があります。 いざ闘いを始めてしまうと、社会的に葬り去られる危険に身を晒すことにもなりますから、「武器は持っても、戦は始め(させ)ない」智慧が求められます。 情報教育も、この観点を見失うと 無意味です。

1月20日は「大寒」です。
  「大寒」からは、「水瓶座 (Aquarius, Water Bearer)」になります。 春分の日の2ヶ月くらい前は、中東から地中海沿岸の地方では 雨季に入るといわれ、ナイル河の氾濫も この時期です。 “水を持っている”のは 美少年 ガニュメデスですが、自由で無限の英知を備えているとされます。
  ミュージカル『ヘアー(HAIR)』(1967年初演) の開幕曲では、「平和が惑星たちを導き、愛が星々の舵を取る」に続いて、「水瓶座の時代の夜明け (the dawning of the age of Aquarius)」 と唱い上げられています。 地球の歳差運動によって 黄道上を移動する春分点が 20世紀末に 「魚座」から 「水瓶座」に入るという占星術に基づく主張 --- 「春分点が魚座にある時代 (キリスト生誕から現在までの約2千年)、つまり 西洋文明・キリスト教の支配する時代が終わり、自由で解放された“新時代”の幕が開く…」という意味です。 確かに 「原理主義 (キリスト教絶対主義)」は 蔭が薄くなりましたが、代わって欧米諸国がでっち上げた 「イスラム原理主義」の恐怖イメージは 増幅され、一人歩きを続けています。 いまこそ、文化相対主義に基づく賢明な判断と行動が求められています。

日本の大学で英語で学べる時代に
  上智大学国際教養学部、明治大学国際日本学部、早稲田大学政治経済学部では 既に、英語のみの授業を受けて学位取得できるプログラムを開始しており、帰国生だけでなく、海外志向を持つ学生や日本に関心を寄せる外国人学生には、好評を得ています。 これに続き慶応大学が経済学部で(2016年度)、法政大学が経済学部('16年度)と 「多摩グローバル・コミュニティ・インスティテュート(仮称。経済・社会・現代福祉の3学部横断型)」('18年度)で、立教大学が「グローバル・リベラルアーツプログラム(GLAP。原則として全学部)」('17年度)で、英語で学べる体制を整えています。
  東京大学は 「欧米の最先端の科学技術を日本に紹介する」という設立趣旨が足枷となりますから、完全実施は無理としても、東京六大学が揃って “グローバル人材育成” に足並みを揃えることになります。 ただし、「グローバル人材」を “アメリカ流の” とか “キリスト教に基づく” という冠付きで考えている人が多いことには、注意が必要です。 過去20年以上に亘る わが国の政府や 企業・団体の “無策・空回り” も、その誤解が最大の原因となってきたからです。 イスラム教や仏教・ヒンズー教などについても、正しく理解しておく必要があります。

1月の諸行事―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
青年海外協力隊発足50周年企画セミナー--- 1月 9日(土)、於:JICA市ヶ谷ビル(東京都新宿区)。 テーマ 「アフリカの学びをもっと面白く!? --- 現地の人々と共に生み出す可能性」=新 江梨佳、古澤 輝由(PICO factory Japan、元 青年海外協力隊)
※ マラウイ共和国で理数科教師を勤めた二人による 子供向けサイエンスショーです。
獲得研企画 日本大学大学院特別(公開)講義--- 1月16日(土)、於:日本大学 文理学部(東京都世田谷区)。 テーマ 「ディープ・アクティブラーニングの理論と方法」=松下 佳代(京都大学 高等教育研究開発推進センター教授)
※『ディープ・アクティブラーニング』(勁草書房)の松下先生が、初等〜高等教育の実践に関わる人のために 解り易く解説してくださいます。
IIST・中央ユーラシア調査会 公開シンポジウム--- 1月22日(金)、於:東海大学校友会館(東京都千代田区)。テーマ『ユーラシアにおける中露の角逐と中央アジア』=袴田 茂樹(新潟県立大学 教授)、田中 哲二(中央アジア・コーカサス研究所 所長)ほか
※ 中央アジアでの中露の主導権争いの動向と 昨年の秋の安倍総理の歴訪を踏まえ、わが国の対応を考察します。
ASIA-NET クロス・ピッチ セミナー--- 1月28日(木)、於:東京都南部労政会館(東京都品川区)。 テーマ『グローバル人材を探す/外国人を採用する』=下平 康子((株)パソナテック 東日本営業部)
※ 外国人を採用する際の見極めポイント、日本事業が陥りがちな諸点、採用基準・トレンドの変化、現地採用のメリット/デメリットなど。
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◆ 今年は丙申。 干支は 60年で一巡しますので、前回(1956年)は日本の国際連合加盟の年。 その更に前(1896年)は、第一回オリンピック大会(アテネ大会)ですが、明治三陸大津波 (最大 38mの津波が襲い、死者2万人以上)も ありました。

高畠通敏 先生のお宅に、教え子から贈られたという立派な 「マリリンモンロー(Cymbidium)」の花が飾られていました。 思わず 匂いを嗅ぎにいく私…… 「で、お返しは何を?」「それだよ、どうしようかと思ってさァ」「それは先生、シャネル5番でしょう!」「ええーッ? あ、そうかァ!」と大笑い……。 ある年の 正月の思い出です。

◆ ガニュメデスが注いでいるのは 神酒ネクタ (英知の源) で、その酒は 「魚座」の口に流れ込んでいます。 キリスト教に英知を注ぎ続けてきた時代から 「伝達・ネットワークの世界」の時代に 本当に移っていくのでしょうか?

◆ 大寒といえば、16日・17日は大学センター試験ですね。 北陸を除いて 雪の心配はないようですが、インフルエンザの流行期でもあります。 受験生諸君が実力を発揮してくれるよう祈っています。

◆ 東京に やっと冬がやって来ました。 世界各地からは 異常気象の便りが届いています。 デビッド・ボウイが 10日に亡くなったことも…。 親日家のアーティストを また一人失いました。

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2015年12月以前のニュースは こちら。 

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